【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ:  27,901.98   ▼130.40  ( 9/17 )
NASDAQ:  10,910.28   ▼140.19  ( 9/17 )

1.概況

米国市場は主力ハイテク株に売りが出たことで下落しました。198ドル安でスタートしたダウ平均は384ドル安まで下落した後一旦持ち直し昼前にプラスに転じましたが、24ドル高で上値が押さえられると再び下落に転じ取引終盤には340ドル安程度まで売られました。その後引けにかけて下げ幅を縮めたダウ平均ですが結局130ドル安の27,901ドルで取引を終え5日ぶりに反落となっています。

また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も140ポイント安の10,910ポイントと続落となりました。

2.経済指標等

先週一週間の米新規失業保険申請件数は前週比3万3000件減の86万件となりましたが市場予想ほど改善しませんでした。8月の米住宅着工件数も年率換算で前月比5.1%減の141万6000戸となり市場予想を下回っています。9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は15.0と前月から低下し市場予想と一致しました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち8業種が下げました。そのなかでも不動産が2%以上下落したほか、コミュニケーション・サービスも2%近く下げました。一般消費財・サービスと金融も1%以上下げています。一方で素材と資本財・サービス、エネルギーの3業種が上げています。

4.個別銘柄動向

主力ハイテク株に売りが出るなか電気自動車のテスラ(TSLA)が4%以上下げたほか、フェイスブック(FB)も3%以上下落しました。動画配信のネットフリックス(NFLX)も3%近く下げ、アマゾン・ドット・コム(AMZN)も2%以上下落しています。また、グーグルの持ち株会社であるアルファベット(GOOGL)とアップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)も1%を超える下落となっています。さらに前日に新規上場したビッグデータの保管・分析を手掛けるスノーフレイク(SNOW)が前日に公開価格の2倍強の水準まで上昇していたことで利益確定の売りが出て10%余り下落しました。

一方でゼネラル・エレクトリック(GE)が産業関連部門のフリーキャッシュフローの改善見通しを最高経営責任者(CEO)が示したことで4%以上上げています。フォード・モーター(F)も主力ピックアップトラックF150の電気自動車を2022年半ばから生産すると発表したことで4%近く上昇しました。

5.為替・金利等

長期金利は変わらずの0.69%となりました。ドル円は104円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

昨日の日本市場が米国市場の下落を先行して織り込む格好で下げ幅を広げる展開となっていたことから本日の日本市場はやや買い優勢でのスタートが予想されます。こうしたなか4連休を控えていることから様子見ムードの強い一日となりそうです。

( マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)