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今週(8月21日~8月27日)の相場動向

相場回顧 BTC:米国株高が進行するなか、金相場とともに売り優勢の展開

BTCは金相場が軟調な推移となるなか売り優勢の展開となった。金相場が反発したタイミングでは同様に買い戻しが強まったが、コロナ禍からの経済回復を示唆する経済指標の改善などにより米国株が堅調に推移するなか、これまで相場を牽引してきたETHもBTC建てで下落し、BTCと金相場には向かい風ムードとなった。一時BTC=120万円(11,300ドル)を割り込んだが、週末にかけては27日のFRB議長講演を前に様子見姿勢が強まり、その前後には金相場とともに一時的に急騰する場面はみられたが小幅な値動きとなった。

 

来週(8月28日~9月3日)の相場予想

金相場とともにさらに下落する懸念は残るも、BTCは底堅い推移を予想

米国株、なかでもS&Pとナスダックが連日の最高値更新となり好調が続いている。米国各州における感染拡大が軟化し、経済指標の改善もみられるなかで、資金が株式市場に向いているということだろう。このようななか来週も金相場とともにビットコインは売り優勢となることは考えられ、金相場が1900ドルを割り込めば連れ安して大きく下落する懸念がある。

しかし、一方で、米大手金融フィデリティによるBTC評価レポートやSECへのBTCファンド申請、米国初となるSTOベースのIPO承認、大手通信ロイターによるDeFi関連記事など米国では暗号資産界隈に対する関心がますます高まっていることが伺える。これらを踏まえれば、短期的な下げはあっても、未だ上値の余地は残されていると言えるだろう。これまでも指摘しているが、金相場の下げをこなした後にはさらなる上昇が待っているかもしれない。

直近上値としてBTC=127万円(12,000ドル)、下値としてBTC=114万円(10,800ドル)を意識する。

 

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