コロナ禍による生活様式の変化

コロナ禍により私たちの生活様式が変わりました。リモート勤務、オンライン診療、オンライン授業、ワーケーション、リモート飲み会・・・等々。以前から技術的には取り入れられるのに、なかなか一般化しにくかったものが一気に日常となりました。これまでの画一的な働き方や余暇の捉え方などが、もっと変わっていくかもしれませんね。

オンラインの金融サービスを活用するメリット

金融はコロナ禍以前からいち早くオンラインに切り替わってきました。もちろんネットリテラシーがあり、ネット環境がある人に限られるものではありますが、送金や預貯金、投資・運用もPCやスマホで完結できます。

お金に関するものをまとめてコントロールするにあたって、オンラインの活用は非常に便利です。投資に関して言えば、オンラインにすることで情報収集や投資の比較の質、スピードも格段に上がり、自分が思ったタイミングで売買もできます(皆さんに今さらご説明する必要はないかもしれませんが…)。投資資産の状況はオンライン上でいつでも確認できますし、損益の状況等も証券会社や銀行がそれぞれレポートにまとめてくれたりもします。
 

お金の流れを1つにまとめ、資産全体を可視化

ただし、それらのレポートを「それぞれ」のままにしてしまっては、自身の資産の全貌が見えず、お金をコントロールできているとは言えません。もうひと手間かけて各金融機関からのレポート、クレジットカードや口座引落の支出関連、もちろん収入も合わせて1つにまとめてみましょう。エクセルシートを1つ作るだけでも十分です。自身の全てのお金の配分や流れを可視化することができます。投資資産のアセットアロケーションはよく知られていると思いますが、これは本当の意味で資産全体のアセットアロケーションになります。

郵便局と銀行にも複数口座を持ち、それぞれで債券や投資信託を購入し、複数の証券会社で株式、投資信託をそれぞれで売買し、FX会社でもFX投資をしている・・・そんな人も少なくないでしょう。その場合もそれぞれのお金の流れを1つにまとめることで全貌が明らかになり、思っていたより流動性資産(預貯金等)に偏っていることに気づくかもしれません。

1つの投資での損益にこだわっても、意外と全資産からみると大きな影響がない場合もあります。逆に高レバレッジの投資が全資産において大きな比率を占めている場合は、そのリスクの高さがより明確になります。

取引のある金融機関全体を合わせてみないことには、投資資産のリスクの高さ、資産に及ぼす影響などは見えてこないのです。

なるべく手間を少なくするには、取引金融機関を厳選する、商品によって金融機関を分けるなど整理することも1つの方法です。投資信託や債券など、金融機関によって取扱商品が異なり、仕方ないこともありますが、後々に無駄な労力や時間をかけないためにも、できるだけまとめてみることをおすすめします。

せっかく便利で合理的なツールであるオンライン金融を活用しているのであれば、上手に楽にコントロールしていきたいですね。