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今週(7月24日~7月30日)の相場動向

相場回顧 BTC:金相場が最高値を更新、BTCも一時120万円付近まで高騰

BTCは週初より金相場とともに堅調な推移となり約6週間ぶりにBTC=105円(10,000ドル)を突破した。買いの勢いは衰えず、金相場が最高値を更新すると価格はさらに高騰し、一時BTC=120万円(11,400ドル)付近まで上昇した。その後、過熱感から金相場が急落したタイミングでは同様に大幅下落したが、Twitterトレンド入りや大手メディア報道によって世間の関心も高まるなかで買いは強く、堅調さを維持した。注目された米FOMC直後には金相場が思惑的に急騰急落する場面もみられたが、暗号資産市場への影響は限定的だった。週末にかけては金相場が2000ドルを前に足踏みしたこともあり短期的な利益確定売りが優勢となった。

主要アルトコインはBTC高騰後の2番手3番手の物色買いも影響し揃ってBTC建てで上昇した。

 

来週(7月31日~8月6日)の相場予想

過熱による急落には要警戒も堅調な推移を予想

このレポートで指摘してきた通り、金相場の最高値更新がレンジ上抜けの契機となった。BTC=10,000ドルを突破したことを大手メディアが揃って報道したことで「ビットコイン」への世間の関心が高まっている。また、著名アナリストらによって、世界的な金融緩和が金をはじめとするオルタナティブ資産の価格上昇をもたらしているとのナラティブも広まっている。

このようななか新規参入買いがどこまで継続するか、また、金相場が2000ドルを突破できるかが直近の相場を左右すると思われる。前者については口座開設期間などを考慮すれば来週以降に本格化すると考えられる。一方で、後者については時間の問題だろうがやや上値が重い印象であり、米国における追加の大規模経済対策の進展等さらなる材料が待たれる。

来週は過熱感による急落をこなしながら堅調な展開を予想する。直近上値としてBTC=120万円(11,400ドル)、下値として110万円(10,500ドル)を意識する。

 

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