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今週(6月26日~7月2日)の相場動向

相場回顧 BTC:BTC=100万円回復に向けては上値の重い展開

BTCは週初、26日(金)に新型コロナ感染再拡大への懸念から米国株が大幅下落となった流れを受けて売り優勢となり、一時BTC=95万円(8,800ドル)付近まで下落した。その後、米国株が反発したことで買い戻し優勢となり、香港国家安全法を巡る米中対立や日銀短観の悪化などによって再び売りが強まる場面もみられたが、金相場の8年8ヵ月ぶり高値記録も影響してBTC=100万円(9,300ドル)付近まで回復した。しかし、米国だけでなく日本においても感染再拡大の動きが表面化し、BTC=100万円(9,300ドル)突破に向けては上値を重くしている。

 

来週(7月3日~7月9日)の相場予想

新型コロナ感染第2波が襲来か、BTCは上値の重い展開が続くと予想

米国では1日あたりの新型コロナ新規感染者数が初めて5万人を突破し、日本でもおよそ2ヵ月ぶりに都内の新規感染者数が100人以上となり、いよいよ感染第2波の動きが本格化しつつある。そうしたなか、株式市場が反応して売りに傾くこともあるが下げは限定的で、金相場に関しては記録的高値を付けており、暗号資産市場は双方の間に挟まれて方向感に乏しい展開となっている。

来週は感染再拡大の動きがさらに勢いを増す恐れがある。それによって株式市場と連動して暗号資産市場においても売りが強まることは考えられるが、過剰流動性に加えて、投資家の新型コロナに対する心理的耐性も強まっていることから下げは限定的だろう。企業倒産など具体性ある形で影響が出た場合には下値への警戒が必要である。

一方、社会全体が明るい話題を求めるなかで、経済指標の改善やワクチン開発といった好材料に市場は反応しやすいが、買いの勢いを強めるには感染再拡大への懸念がどうしても邪魔をする。そのため、株式市場の高騰よりも、金相場の歴史的高値更新によるレンジ上抜けの方が現状の期待値としては大きいか。

直近上値としてBTC=102万円(9,500ドル)、下値としてBTC=95万円(8,800ドル)を意識する。

 

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