先月下旬から小売り企業を中心とした2月決算企業の第3四半期決算発表がスタートしていますが、今月に入ってすでに40社を超える企業が決算を発表しています。そこで今回は今月5日から10日までに決算を発表した企業を対象に2月決算企業の第3四半期決算発表を集計してみました。これまで同様に通期の業績予想を修正する企業は限定的でしたが、決算発表を受けて株価が大きく動くケースは多くみられました。

例えば第3四半期累計では7%余りの営業増益を確保したものの、第3四半期3ヵ月間では大幅な営業減益だったエスクロー・エージェント・ジャパン(6093)の株価は決算発表後に1割を超す下落となっています。また、通期の営業利益の見通しを下方修正したヨンドシーホールディングス(8008)でも株価が7%を超す下落となっています。一方で第3四半期累計の営業利益が大幅増益となったイオンファンタジー(4343)や通期の営業利益を上昇修正したスター精密(7718)では決算を受けて株価が大きく上げています。