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今週(6月19日~6月25日)の相場動向

相場回顧 BTC:薄商いのなか先物・オプションSQを前に乱高下

BTC(ビットコイン)は、薄商いで方向感に乏しい展開が続くなか、一時は米国株高や決済大手PayPalの業界参入報道によりBTC=105万円(9,800ドル)付近まで大きく上昇した。しかし、米中通商交渉を巡る報道や、米国における新型コロナ感染再拡大によって上値を重くし、24日にたちまち急落してBTC=100万円(9,300ドル)を割り込んだ。この急落前にマイナーによる大口資金移動が観測されたことから、マイナー売りが警戒されると、26日の先物・オプションSQ前のポジション調整も影響し、さらに売りが強まってBTC=96万円(9,000ドル)付近まで下落した。しかし、その後は買い戻し優勢となり、週足ではほぼ横ばいとなった。

 

来週(6月26日~7月2日)の相場予想

米国における感染再拡大が懸念されるなか、BTCは底堅い推移を予想

BTC=107万円(10,000ドル)突破を期待していた投資家も一定数いたと思われるが、達成までには決め手となる材料に欠き、その期待は一時的に後退することなった。相関が強まっていた株式市場も米国における感染再拡大を受けて売りに傾いており、暗号資産市場には向かい風が吹いている。

このようななか、来週は底堅い推移を予想する。感染第2波がさらに拡大したときには株式市場とともに売りが強まるだろうが、過剰流動性が影響してか、株式市場もまた急落時には底堅い推移となっており、下げ幅は限定的であると我々は考えている。

一方で、それが業界ニュースか、株式高騰や金相場の最高値更新なのかはわからないが、上昇には何かきっかけが必要である。BTC=10,000ドルから9,000ドルのレンジで方向感を失ってからは商いが落ち込んでおり、鶏と卵の関係ではあるが、それが再び活発化するまでは価格のレンジ上抜けも難しいだろう。

直近上値としてはBTC=102万円(9,500ドル)、下値としてはBTC=94万円(8,800ドル)を意識する。

 

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