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今週(6月12日~6月18日)の相場動向

相場回顧 BTC:株式動向に一喜一憂、BTC=100万円付近では底堅さを維持

BTC(ビットコイン)は米国株の動向に一喜一憂する展開が続いた。米FRBや日銀が金融緩和政策に関する発表をした時には大幅上昇する場面もみられたが、次第に各国における新型コロナ感染第2波への懸念が強まると、株式市場とともに暗号資産市場も下落した。しかし、BTC=100万円(9,300ドル)付近では底堅さを維持した。

また、マイニング難易度の難化調整後には一時的なハッシュレートの低下が確認されたが、相場への影響は限定的となった。

 

来週(6月19日~6月25日)の相場予想

引き続き株式動向を注視、新型コロナ感染第2波への懸念からやや売り優勢か

これまでは、新型コロナウイルスによる自粛期間からの脱却、つまりは経済活動再開への期待が優勢となり、株式市場を中心に価格を伸ばしてきた。しかし、日本を含めた世界各国における感染第2波への懸念が次第に強まり、今では期待と不安とが均衡する状況となっている。

このようななかビットコインも方向感を失い、これらの状況を一番に反映する米国株の動向に左右される展開が続いている。この展開は来週も継続すると思われるが、感染第2波の動きが拡大するのはまだこれからであり、やや売り優勢となるか。しかし、世界的に「最悪期は脱した」との見方から影響は限定的となり、価格下落時にも底固さを維持すると我々は考えている。

直近上値としてBTC=103万円(9,600ドル)、下値としてBTC=94万円(8,800ドル)を意識する。

 

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