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今週(6月5日~6月11日)の相場動向

相場回顧 BTC:株式市場上昇のなか閑散相場継続も、FOMCをきっかけに一時BTC=10,000ドルを突破、その後、米国株とともに暴落

BTCは週初、米雇用統計が予想に反して大幅に増加したことを受け、株式市場が大きく上昇するなか、金相場とともに売りが強まり、一時はBTC=104万円(9,500ドル)を割り込んだ。しかし、マイニング難易度調整後にハッシュレートが一時最高値付近となる140EH/sを回復したこともあって、底堅く推移した。景気回復期待から強い値動きをみせる株式市場に投資家の関心が傾き、暗号資産市場は閑散とした相場が続いたが、米FOMCでゼロ金利政策などの金融緩和策の継続が発表されると、金相場とともに急騰し一時BTC=107万円(10,000ドル)を突破した。その後、新型コロナ第2波への懸念から米国株とともに暴落した。
※現在はBTC=100万円(9,400ドル)を割り込んで推移している。

 

来週(6月12日~6月18日)の相場予想

株式市場の動向に左右されながらも、BTCは底堅い推移を予想

ハッシュレートが回復基調となり、半減期後のマイニング環境への懸念は薄れつつあるが、業界では材料に乏しく、売買の決め手に欠く状況が続いている。そうしたなか、幾度かのBTC=107万円(10,000ドル)トライも全て失敗しながら、価格を下げた場面では強気派によって買い支えられていたが、次第に買いの勢いも弱まり、昨日米国株の暴落によってついに我慢の糸が切れた。

来週は引き続き各国における新型コロナ動向や景気対策動向を待つ展開となる。過熱後に暴落した株式市場は再びボラティリティが高まることが予想され、それが落ち着くまでは、ビットコイン=リスク資産としての見方が強まり、株式市場が下げる場面では同様に売られるだろう。しかし、そのなかでもやはりビットコインは底堅い推移になると我々は考えている。

また、15、16日に開催される日銀金融政策決定会合の動向には注目である。米FOMCと同様、市場では現状維持との見方が優勢だが、何らかの追加緩和策などが示されれば、ビットコインの買いにもつながるだろう。サプライズがなくとも、前後の仕掛け売買には警戒したい。

直近上値としてBTC=107万円(10,000ドル)、下値としてBTC=94万円(8,800ドル)を意識する。

 

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