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今週(5月29日~6月4日)の相場動向
相場回顧 BTC:一時10,000ドルを突破、荒い値動きのなかでも堅調さを維持
BTCは、ハッシュレートが上昇に転じると買いが強まり、さらには米中関係の緊張や米国デモ拡大による経済不安が意識され、2日に急騰しBTC=109万円(10,000ドル)をおよそ3ヵ月半ぶりに突破した。しかし、高値警戒感からその後の買いが手控えられるなか、金相場が急落するとたちまち急落し、その日のうちに上昇分をすべて打ち消した。一時はBTC=101万円(9,300ドル)台まで下落したが、買い戻しにより急騰前のBTC=103万円(9,500ドル)まで値を戻して以降は、マイニング環境の改善とともにじりじりと価格を伸ばした。難易度調整後にはさらに買いの勢いが強まった。
また、今週はETHやBCHをはじめ主要アルトコインが強い動きとなり、それらがBTCを支えた面もあるだろう。
来週(6月5日~6月11日)の相場予想
不安材料を取り払い、次こそBTC=10,000ドル突破を試す展開となるか
今週、騙し上げではあったが、ビットコインはBTC=109万円(10,000ドル)を明確に突破した。それを抜きにしても価格はハッシュレートの回復とともに堅調に推移している。
こうしたなかで、来週はマイニング難易度調整を通過してハッシュレートがどう動くかに注目が集まる。易化によってマイニング環境の改善が確認されれば、市場にも安心感が広がり買いが進むと考えられる。
外部要因としてはやはり米中関係と米国デモに注目である。穏やかなうちは金と同様に逃避的な買いにつながるが、これらの不安が期待を上回った時には、リスク資産として売りが強まるだろう。当面はこれらトピックスが相場を左右する。
不安材料を取り払い、次こそBTC=109万円(10,000ドル)突破を試す展開となるか。直近下値としてはBTC=100万円(9,200ドル)を意識する。