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今週(5月1日~5月7日)の相場動向

相場回顧 BTC:新型コロナ関連報道に一喜一憂するも、BTC=100万円を突破

BTCは、新型コロナ治療薬への期待などから買い優勢となっていたが、BTC=98万円(9,200ドル)付近で上値が重くなり、3日に国内緊急事態宣言の延期が具体的な日付をもって伝わると売りが強まった。しかし、BTC=91万円(8,500ドル)付近では底値を固くし、新型コロナを受けた米中対立の懸念や歴史的な米ADP雇用統計の悪化などもみられたが、欧米における経済活動再開に向けた動きが活発化するにつれて再び価格を伸ばした。さらにアルトコインからの資金の流れもあり、先週に続いてBTC=100万円(9,400ドル)を突破した。

※上昇が継続し、現在はBTC=107万円(10,000ドル)をトライしている

 

来週(5月8日~5月14日)の相場予想

BTCは買い継続を予想するも、半減期後の急落には要警戒

来週はいよいよビットコインの半減期を迎える。その前後に分けて値動きを予想する。

予定されている12日早朝までは、現に10000BTC以上を保有する大口アドレス数や0.1BTC以上を保有するアドレス数が3月以降急速に増加しているというデータからも、新型コロナ状況におけるオルタナティブ資産としての買いと「半減期」を意識した買いが継続すると思われる。さらなる急騰が起きてもおかしくはない。

半減期通過後においても、オルタナティブ資産としての買いは継続するだろう。しかしながら、同時に中小マイナーの撤退による売り圧と大口投資家による売り圧が強まると考えられる。前者はビットコイン価格に依存した事業上の問題である一方で、後者は素人心理を利用した思惑的なものである。後者のタイミングを読むことは難しいが、それ次第では、中小マイナーの撤退とともに素人の狼狽売りが起こり、たちまち価格は急落するだろう。

このように半減期通過後には急落への警戒が高まる一方で、底値はやはり堅いとみる。当然、仕掛け売買を行うプレイヤーにとっても価格はある程度維持されていた方が好ましい。狼狽売りが落ち着いたタイミングでは買い戻しが強まると考えられ、短期的な急落のあとには再び価格は上昇に向かうと予想される。

直近上値としてはBTC=110万円(10,300ドル)、下値としてはBTC=91万円(8,500ドル)を意識する。

 

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