このレポートのまとめ

1.アルトリアは4月30日(木)寄付き前に決算発表する
2.コムキャストは4月30日(木)寄付き前に決算発表する
3.マクドナルドは4月30日(木)寄付き前に決算発表する
4.ツイッターは4月30日(木)寄付き前に決算発表する
5.アマゾン・ドットコムは4月30日(木)引け後に決算発表する
6.アップルは4月30日(木)引け後に決算発表する
7.ビザは4月30日(木)引け後に決算発表する
8.エクソン・モービルは5月1日(金)寄付き前に決算発表する

■アルトリア(MO)

 

アルトリア(ティッカーシンボル:MO)は4月30日(木)寄付き前に決算発表する予定です。1月に発表された同社の2019年第4四半期決算はほぼ予想に一致しました。

なお今期、買収したJUULの暖簾代の毀損として41億ドルのノンキャッシュ・チャージを計上しました。

出荷ボリュームは以下の通り:
マールボロ 201.3億本 -8.4%
その他プレミアム 11億本 -13.3%
ディスカウントたばこ 18.9億本 -8.2%
トータル 231.1億本 -8.7%

マーケットシェアは以下の通り:
マールボロ 43.0%(43.1%)
その他プレミアム 2.4%(2.6%)
ディスカウントたばこ 4.1%(4.2%)
トータル 49.5%(49.9%)

2020年の一株利益(EPS)は予想4.43ドルに対し新ガイダンス4.39~4.51ドルが提示されました。同社のバージニア州リッチモンド工場では従業員が新型コロナウイルスを罹患したため一時的に閉鎖されています。

アルトリア(MO)日足チャート
出所:トレードステーション

■コムキャスト(CMCSA)

 

コムキャスト(ティッカーシンボル:CMCSA)は4月30日(木)寄付き前に決算発表します。

1月に発表された同社の2019年第4四半期決算は良かったです。

ケーブルコミュニケーション部門売上高は147.7億ドルでした。前年同期は143.4億ドルでした。そのうち主な項目としてネット接続サービスは47.9億ドル、前年同期は44億ドルでした。ケーブルビデオは55.1億ドル、前年同期は55.8億ドルでした。ビジネス・サービスは20億ドル、前年同期は18.4億ドルでした。

ケーブルネットワーク部門売上高は29.3億ドルで、前年同期は28.9億ドルでした。
TV放送部門売上高は31.6億ドルで、前年同期は31億ドルでした。
映画部門売上高は15.6億ドルで、前年同期は19.8億ドルでした。
テーマパーク売上高は15.6億ドルで、前年同期は15.1億ドルでした。
スカイ売上高は50.4億ドルで、前年同期は50.2億ドルでした。
第4四半期の修正EBITDAは、前年同期比+3.0%の84億ドルでした。

新型コロナウイルスで同社のユニバーサルスタジオ・テーマパークは閉まっています。
またNBCテレビは番組制作が出来なくなっています。

コムキャスト(CMCSA)日足チャート
出所:トレードステーション

■マクドナルド(MCD)

 

マクドナルド(ティッカーシンボル:MCD)は4月30日(木)寄付き前に決算発表する予定です。

1月に発表された同社の第4四半期決算は予想に一致し、既存店売上比較は+5.9%でした。
4月8日に発表された同社の第1四半期既存店売上比較は-3.4%でした。内訳は米国が+0.1%、海外が-6.9%でした。

同社の店舗は、米国においてもロックダウンでドライブスルーのみとなっています。

マクドナルド(MCD)日足チャート
出所:トレードステーション

■ツイッター(TWTR)

 

ツイッター(ティッカーシンボル:TWTR)は4月30日(木)寄付き前に決算発表する予定です。

2月に発表された同社の2019年第4四半期決算はまちまちな内容でした。
mDAUは前年同期比+21%の1.52億人でした。
広告売上高は前年同期比+12%の8.84億ドルで、データ・ライセンシング売上高は前年同期比+5%の1.23億ドルでした。

地域別で見ると米国広告売上高は前年同期比+20%の5.09億ドルで、海外広告売上高は前年同期比+3%の3.75億ドルでした。

営業利益は1.53億ドルでした。事前ガイダンスは1.3~1.7億ドルでした。

同社は3月23日に、新型コロナウイルスの影響が不透明であることから、今後の見解を述べることは控えました。

ツイッター(TWTR)日足チャート
出所:トレードステーション

■アマゾン・ドットコム(AMZN)

 

アマゾン・ドットコム(ティッカーシンボル:AMZN)は4月30日(木)引け後に決算発表する予定です。

1月に発表された同社の2019年第4四半期決算は良かったです。
営業利益は予想27億ドルに対し39億でした。ガイダンスは12~29億ドルでした。
地域別では北米売上高+22%、海外売上高+15%でした。

部門別売上高と前年同期比成長率は下記の通り:
オンラインストア 456.6億ドル +15%
実店舗 43.6億ドル -1%
サードパーティー 174.4億ドル +31%
サブスクリプション 52.4億ドル +32%
AWS 99.5億ドル +34%
その他 47.8億ドル +41%

部門別営業マージンと前年同期は下記の通り:
北米部門 3.5%、5.1%
海外部門 -2.6%、-3.1%
AWS部門 26.1%、29.3%

総括すれば利益率が高いサードパーティー、サブスクリプション、AWSの3部門が全社平均以上に伸びた為、今期の一株利益(EPS)が大幅に予想を上回りました。

第1四半期営業利益は予想40億ドルに対し新ガイダンス30~42億ドル、売上高予想715.9億ドルに対し新ガイダンス690~730億ドルが提示されました。

アマゾン・ドットコムは新型コロナウイルスによるロックダウンで注文が増えた事に対応し新規採用を増やしています。

アマゾン・ドットコム(AMZN)日足チャート
出所:トレードステーション

■アップル(AAPL)

 

アップル(ティッカーシンボル:AAPL)は4月30日(木)引け後に決算発表します。

1月に発表された同社の2019年第1四半期決算は良かったです。

iPhone売上高予想512億ドル、結果559.6億ドル(前年同期比+7.6%)
ウエアラブルズ売上高予想97億ドル、結果100億ドル(+36%)
サービス売上高予想128億ドル、結果127億ドル(+17%)

iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 ProMaxが好調でした。

ウエアラブルズではエアポッド、アップル・ウォッチがクリスマス・ギフトとして人気でした。

サービス部門ではアップル・アーケードが好調な他、アップルTVプラスは良いスタートを切りました。4.99ドルというアグレッシブな価格からスタートしたことがその原因です。アップル・ニュースは既に1億人のアクティブ・ユーザーを達成しています。キュレーテッド・ニュースは好評です。アップル・ペイのトランザクション数は150億回に達しました。アップル・カードによる割賦サービスがアップルストアにて開始され、高価なデバイスの支払いのシンプル化に寄与しました。

グロスマージンは38.3%で、予想は38.1%でした。(前年同期:38.0%)

アップルは他の企業よりいちはやく利益警告(業績の下方修正)をしました。

アップル(AAPL)日足チャート
出所:トレードステーション

■ビザ(V)

 

ビザ(ティッカーシンボル:V)は4月30日(木)引け後に決算発表する予定です。

1月に発表された同社の2019年第1四半期(12月期)決算はいまひとつの内容でした。
ペイメントボリュームは+8%、クロスボーダー・ボリュームは+9%、プロセスト・トランザクションは+11%でした。

同社は3月30日に利益警告し第2四半期の売上高成長率は1桁台の半ば、一株利益(EPS)成長率は+4%前後になるとしました。

ビザ(V)日足チャート
出所:トレードステーション

■エクソン・モービル(XOM)

 

エクソン・モービル(ティッカーシンボル:XOM)は5月1日(金)寄付き前に決算発表します。
2月に発表された同社の2019年第4四半期決算はまちまちでした。

3月以降、原油価格の下落が激しいので同社の業績も悪影響を受けていることが予想されます。

エクソン・モービル(XOM)日足チャート
出所:トレードステーション