このレポートのまとめ
1.ボーイングは4月29日(水)寄付き前に決算発表する
2.ゼネラル・エレクトリックは4月29日(水)寄付き前に決算発表する
3.マスターカードは4月29日(水)寄付き前に決算発表する
4.フェイスブックは4月29日(水)引け後に決算発表する
5.マイクロソフトは4月29日(水)引け後に決算発表する
6.プルラルサイトは4月29日(水)引け後に決算発表する
7.テスラは4月29日(水)引け後に決算発表する
■ボーイング(BA)
ボーイング(ティッカーシンボル:BA)は4月29日(水)寄付き前に決算発表する予定です。
1月に発表された同社の第4四半期決算は悪かったです。同社は737Maxの相次ぐ事故により業績が悪化しており、これを受けて組織改革を発表しました。今後は、新型コロナウイルスの影響も受けるでしょう。
■ゼネラル・エレクトリック(GE)
ゼネラル・エレクトリック(ティッカーシンボル:GE)は4月29日(水)寄付き前に決算発表する予定です。
1月に発表された同社の第4四半期決算は予想を上回りました。
4月9日に同社は利益警告(業績の下方修正)をしました。第1四半期の一株利益(EPS)は10セントを達成できない見込みです。また同社は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けジェットエンジン部門の従業員の半分を自宅待機にしました。
■マスターカード(MA)
マスターカード(ティッカーシンボル:MA)は4月29日(水)寄付き前に決算発表する予定です。
1月に発表された同社の第4四半期決算は良い内容でした。
グロス・ダラー・ボリュームは+12%でした。
グロス・ダラー・ボリュームの内訳(現地通貨建て成長率):
アジア太平洋中東アフリカ 5180億ドル(+11.3%)
カナダ 490億ドル(+5.2%)
欧州 5300億ドル(+16.9%)
南米 1230億ドル(+14.6%)
米国 5070億ドル(+9.0%)
クレジットならびにチャージカードの成長率はワールドワイドで+10.0%で、内訳は米国以外が+9.3%、米国が+11.6%でした。
デビットカードの成長率はワールドワイドで+14.7%で、内訳は米国以外が+18.4%、米国が+6.5%でした。
クロスボーダー・ボリュームは+16%でした。スイッチト・トランザクションは+19%でした。
マスターカードは新型コロナウイルスの関係で3月24日にガイダンスを取りやめています。
■フェイスブック(FB)
フェイスブック(ティッカーシンボル:FB)は4月29日(水)引け後に決算発表する予定です。
1月に発表された同社の第4四半期決算はまずまずでした。
DAUは+9%の16.6億人でした。MAUは+8%の25億人でした。
ARPUは米国・カナダが41.41ドル、欧州が13.21ドル、アジア太平洋が3.57ドル、その他が2.48ドルでした。
ファミリー・デイリー・アクティブ・ピープル(DAP)は22.6億人、
ファミリー・マンスリー・アクティブ・ピープル(MAP)は28.9億人、
ファミリー・アベレージ・レベニュー・パー・パーソン(ARPP)は7.38ドルでした。前年同期は6.52ドルでした。
営業マージンは42%で、前年同期は46%でした。
実効税率は20%で、前年同期は14%でした。
第4四半期の設備投資額は42.4億ドルで、前年同期は43.7億ドルでした。
第1四半期の売上高成長率は予想+23.4%に対し新ガイダンス+22%が提示されました。
ターゲット広告、計測への行政からの圧力は今後強まると見ています。GDPRでサードパーティーのシグナルを使うのが困難になったことがその一因です。
米国の広告市場は成熟しているので成長率が鈍化しています。
チェックアウト・オン・インスタグラムの開発は遅々としています。製品レベルでフェイスブックと顧客の活動が統合されていなければチェックアウト・オン・インスタグラムは上手くいかないと考えています。
同社は3月24日に新型コロナウイルスでSNSやメッセンジャーの利用は増えているが広告は減っているとコメントしました。
■マイクロソフト(MSFT)
マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)は4月29日(水)引け後に決算発表する予定です。
1月に発表された同社の第2四半期(12月期)決算は良かったです。
部門別売上高と前年同期比成長率は以下の通り:
プロダクティビティ&ビジネス・サービス 118億ドル+17%
インテリジェント・クラウド 119億ドル+27%
モア・パーソナル・コンピューティング 132億ドル +2%
製品サービス別売上高成長率(為替要因を除く)は以下の通り:
オフィス・コマーシャル +18%
オフィス365コマーシャル +30%
オフィス・コンシュマー +20%
リンクトイン +26%
ダイナミックス・プロダクツ&クラウド +15%
ダイナミックス365 +45%
サーバ・プロダクツ&クラウドサービス +32%
アジュール +64%
エンタープライズ・サービス +7%
ウインドウズOEM +18%
ウインドウズ・コマーシャル +27%
サーチ広告 +7%
サーフェス +8%
Xbox -9%
コマーシャル・ブッキング成長(為替要因除く)は30%(前年同期比+22%)。
コマーシャルRPO(リメイニング・パフォーマンス・オブリゲーションズ)は900億ドルで、前年同期は690億ドルでした。
コマーシャル・クラウド売上高は125億ドルで、前年同期は90億ドルでした。
コマーシャル・クラウド・グロスマージンは67%で、前年同期は62%でした。
グロスマージンは67%で、前年同期比で5ポイント改善しました。
営業利益は+35%成長の139億ドルでした。
営業キャッシュフローは107億ドルで、+20%でした。
フリー・キャッシュフローは71億ドルで、+37%でした。
新型コロナウイルスで在宅勤務が増え、マイクロソフトのメッセージのやりとりは+20%でした。また「Teams」は主にビデオ会議に使用されています。既存のカスタマーベースは拡大する様相を見せています。
■プルラルサイト(PS)
プルラルサイト(ティッカーシンボル:PS)は4月29日(水)引け後に決算発表します。
2月に発表された同社の2019年第4四半期の決算は良好でした。
第1四半期の一株利益(EPS)は予想-14セントに対し、新ガイダンス-14~-13セントが、売上高予想9,074万ドルに対し新ガイダンス8,800~8,900万ドルが提示されました。
2020年の一株利益(EPS)は予想-50セントに対し新ガイダンス-50~-45セントが、売上高は予想3.95億ドルに対し新ガイダンス3.9~4億ドルが提示されています。
■テスラ(TSLA)
テスラ(ティッカーシンボル:TSLA)は4月29日(水)引け後に決算発表します。
1月に発表された同社の第4四半期決算は良い内容でした。
GAAPグロスマージンは18.8%で、前年同期は20.0%でした。
営業利益マージンは4.9%で、前年同期は5.7%でした。
修正EBITDAマージンは15.9%で、前年同期は14.4%でした。
フリー・キャッシュフローは10.1億ドルで、前年同期は9.1億ドルでした。
モデルS/モデルX生産数は17,933で、前年同期は25,161でした。
モデル3生産数は86,958で、前年同期は61,394でした。
モデルS/モデルX納車台数は19,475で、前年同期は27,607でした。
モデル3納車台数は92,620で、前年同期は63,359でした。
グローバルの在庫は11日で、前年同期は19日でした。
ボリューム成長とコスト削減努力が寄与した反面、モデル3への移行で平均販売単価が下落、リースによる販売が増えたことも業績を相殺しました。GAAPグロスマージンは横ばいの18.8%で、コンセンサス予想は18.6%でした。
2020年の納車は予想47.5万台に対し、新ガイダンス50万台が提示されました。
フリーモント工場でのモデルYの量産が開始されました。モデルYのグロスマージンはモデル3よりも高くなると予想しています。モデルYは上海工場でも生産を開始します。
営業費用の成長率は売上高の成長率よりも低くなると予想しています。
上海ギガファクトリーは新型コロナウイルスで予定より1週間長く春節休暇を延長する考えを示していました。
4月2日に第1四半期の生産、納車実績が発表され、生産は10.3万台、納車は8.84万台でした。