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今週(4月17日~4月23日)の相場動向

相場回顧 BTC:原油価格暴落で一時下落も、BTC=7,500ドルを上抜け

BTCは、デジタル人民元のテスト報道によってBTC=75万円(7,000ドル)を回復したあとも堅調な推移となっていたが、新型コロナウイルスによる需要減から原油価格が暴落し、原油先物5月限が史上初となるマイナス圏に陥ると、売りが強まりBTC=73万円(6,800ドル)まで急落した。

しかし、その後は原油価格の回復とともに値を戻し、米国経済活動の早期再開や新型コロナ対策法案第4弾への期待もあってじりじりと価格を伸ばすなか、23日に欧州株が一時的に高騰したタイミングでショートカバーが入りBTC=81万円(7,500ドル)を上抜けた。週足では約7%上昇し、暴落後初めての水準となった。

 

来週(4月24日~4月30日)の相場予想

各国金融政策決定会合を控え様子見ムード、BTCは連休前で買いが強まることも

先週に続いて「原油先物のマイナス価格」というまた新たな悪材料が金融市場を揺らしたが、そのなかでもBTCは底堅さを示した。このように新型コロナ状況下においてもBTCは金融市場への度重なる衝撃をいなしながら価格を維持していくと我々は考えている。

何が上昇の引き金になるかは予測が難しいが、米ドル建のステーブルコイン需要が増えているとの報道や、米国において対策給付金の一部が暗号資産に流れているとの報道、ブルームバーグによるビットコインの前向きな分析など、上昇を予感させる事象はみられている。CoinMarketCap上では実際にUSDTやUSDCの時価総額が3月以降に急増していることが確認でき、それらがいつBTCに傾いてもおかしくはない。

来週は各国金融政策決定会合を控えることから様子見ムードが強まると予想される一方で、連休前ということもあり、その前後には調整売買によりボラティリティが高まると思われる。そのなかで、連休中も止まることのない暗号資産市場は、このような状況だからこそトレード需要が生まれて買われることもあるかもしれない。

直近上値としてBTC=83万円(7,700ドル)、下値としてBTC=75万円(7,000ドル)を意識する。

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