緊急事態宣言発令後2日目。東京の街は随分静かになりました。と同時に、家にいてスマホを使ったりする人が大きく増えたのか、ネットワークの繋がりが不安定になったり遅くなったり、或いは様々なサービスが微妙に不安定になったり、ネットワークもサーバーもパンパンになっているように見受けられます。

家にいるからお医者さんに行く訳ではないでしょうが、緊急事態宣言と在宅が掛け合わされて、体調について色々と心配になり、普段なら気にしなかったり売薬で済ませている人も、診察を受けようと病院やお医者さんに電話する人も増えているようで、こちらもパンパンになって来ているという体験談をチラホラと聞きます。医療崩壊とは云わないまでも、トリアージと云うのでしょうか、診療するしないの優先付けを行わなければ回らなくなって来ているようで、多くの人にとって、様々な未体験ゾーンに入っている気がします。

今は一人一人が自らの体調管理をして、社会全体の医療キャパシティを、必要な人のために確保しなければならない時です。医療に限らず、一人一人が買い溜めをしないで生活必需品をなるべく多くの人の間で分け合うように買う・持つように、社会全体のキャパシティを、偏らせずに丁寧に共同利用することが必須となっています。やはり、だから、他を想うとか、自制心とかが、大切な時なんだと思います。

日本に於いて、社会不安も、医療の現場も、まだなんとか限界まで行かずに堪えているのは、私たち自身の、他を想う、自制心、の行動・精神様式のおかげなのでしょう。日本は失われた何十年とか、ジャパン・パッシングとか、色々と揶揄されてきましたが、実は素晴らしい社会を築いてきたのではないでしょうか。今回の新型コロナウイルス問題をきっと乗り越えて、この日本の価値を、もっと世界に発信して行くべきではないか。そうなれるように、今はみんなで協力して、乗り越えたいですね。