暗号資産(仮想通貨)の相場レポートは、「ビットコイン相場【マネックスCB公式】」(マネックスクリプトバンク運営)でご覧ください!

今週の相場動向

相場回顧 BTC:米国株に連れ安しながらも、底堅く推移

BTCは、先週27日の米国株が急落したことを受けて、下落スタートとなり一時BTC=64万円(6,000ドル)を割り込んだ。しかし、その後ワクチン開発や新たな景気対策などへの期待から米国株が大幅上昇すると、それに連動する形で暗号資産市場も上昇した。週末にかけては、新型コロナウイルスの感染者拡大や日銀短観などの経済指標の悪化を受けて、株式市場とともに再び売り優勢となったが、2日に急騰して今週の下落分を取り戻し、さらに原油大幅高を受けて買いが強まり、週足では小幅上昇となった。米国時間には一時BTC=76万円(7,000ドル)を突破している。

 

来週の相場予想

新型コロナ影響で経済指標が悪化する中、BTCは底堅く推移し上昇期待も

底値を付けてから一時は回復に向かった株式市場であったが、新年度を迎えて新型コロナウイルスによる影響が3月分の経済指標に表れはじめたことで、再び下落している。これを受けて暗号資産市場もまた、底堅さをみせるものの、上値の重い展開が続いている。

ここで注目すべきはやはり、株式市場が下落する中でビットコインは金相場にならび価格を維持していることである。ではビットコインと金のどちらに資金を置くべきかという話になるが、金は安全資産と言われるだけあって価格変動の幅は狭い。一方でビットコインは、株式市場の影響を受けてときに急落しながらも、買い戻しにより一定の価格水準を保っている。つまり、新型コロナ状況においてビットコインは、株式ほど先が読めないわけでもなく、金ほど収益機会が小さいわけでもなく、投資家が比較的低リスクで利ざやを稼ぎやすい投資対象であると言える。

とはいうものの、日常的にマーケットをみていない立場からすれば、この状況で暗号資産に投資することへのリスクを感じずにはいられない人は多く、だからこそ、ビットコインの価格が上げきらないのも確かである。しかしながら、その相対的な投資妙味が伝わっていけば、たちまち相場が好転することは考えられる。

来週は、経済指標の悪化を受けて株式市場が軟調な推移となることが予想されるが、その中でもBTCは底堅く推移しどこかで買いが進むことを期待する。引き続き米国におけるインフラ投資法案の動向にも注目である。直近上値としてBTC=80万円(7,400ドル)、下値としてBTC=70万円(6,500ドル)を意識する。

また、BitcoinCash(BCH)が半減期を迎える(4/8-9)ため、前後の値動きは注視したい。

ビットコイン相場【マネックスCB公式】