半年ぶりに3円以上に値幅拡大=米ドル/円

米ドル/円の値幅は、1月まで5ヶ月連続で3円未満にとどまっていたが、2月は半年ぶりに3円以上に拡大した。ところで、2月12日付けのレポート「長期小動き終了後は大相場」でも紹介したように、長く続いた小動きが終わった後は、一転して大相場が続きやすい傾向があった。

3円未満の小動きが7ヶ月も続いた後の2014年9月以降は一転して5円以上の値幅が4ヶ月続いた。また、3円未満の小動きが4ヶ月続いた後の2012年11月以降は、3円台の値幅をはさみ5円以上の値幅が2ヶ月続いた。

これは、小動きが長く続くと、そこで蓄積されたエネルギーが放出される結果、しばらく大きく動きやすいということではないか。その意味では、今回の場合もしばらく値幅が拡大し、大相場が続く可能性は注目されるところではないか。