このレポートのまとめ

1.アルトリア・グループは1月30日(木)寄付き前に決算発表する
2.コカコーラは1月30日(木)寄付き前に決算発表する
3.ノースロップ・グラマンは1月30日(木)寄付き前に決算発表する
4.ベライゾン・コミュニケーションは1月30日(木)寄付き前に決算発表する
5.アマゾン・ドットコムは1月30日(木)引け後に決算発表する
6.ビザは1月30日(木)引け後に決算発表する
7.キャタピラーは1月31日(金)寄付き前に決算発表する
8.シェブロンは1月31日(金)寄付き前に決算発表する
9.エクソン・モービルは1月31日(金)寄付き前に決算発表する

■アルトリア・グループ(MO)

タバコ製造販売のアルトリア・グループ(ティッカーシンボル:MO)1月30日(木)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.02ドル、売上高が48.9億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.15ドルに対し1.19ドル、売上高が予想53.4億ドルに対し54.1億ドル、売上高成長率は前年同期比+2.3%でした。

アルトリアはJUULの投資に関し45億ドルのノンキャッシュ・チャージを計上しました。

2019年の一株利益(EPS)は予想4.19ドルに対しこれまでのガイダンス4.19~4.27ドルが堅持されました。

アルトリア・グループ(MO)日足チャート
出所:トレードステーション

■コカコーラ(KO)

飲料メーカーのコカコーラ(ティッカーシンボル:KO)は1月30日(木)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が44セント、売上高が88.5億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想56セントに対し56セント、売上高が予想94.2億ドルに対し95.1億ドル、売上高成長率は前年同期比+8.3%でした。

オルガニックな売上高成長率は+5%でした。値上げ・ミックス改善による増収効果が+6%、原液販売の減少が-2%でした。

営業マージンは26.3%でした。前年同期は29.8%でした。但し一時要因により営業マージンが影響を受けているので単純比較はできません。一時要因を除く営業マージンは28.1%でした。

ユニット・ケース・ボリューム成長率は+2%でした。新興国での成長が寄与しました。

地域別オルガニック売上高成長率は以下の通り:
欧州中東アフリカ +4%
南米 +12%
北米 +3%
アジア太平洋 +3%
グローバル・ベンチャーズ +14%
ボトリング・インベストメンツ +9%

地域別ユニット・ケース・ボリューム成長率は以下の通り:
欧州中東アフリカ +1%
南米 +1%
北米 +1%
アジア太平洋 +4%
グローバル・ベンチャーズ +15%
ボトリング・インベストメンツ +24%

炭酸飲料は+2%でした。「コカコーラ」の成長は+3%でした。「コカコーラ・ゼロ・シュガー」の2桁台の成長が寄与しました。

「ミニットメイド」などのジュース類の成長率は+1%でした。

ウォーターの成長率は+2%でした。

2019年度の一株利益(EPS)は予想2.11ドルに対し新ガイダンス2.08ドルが提示されました。

2020年度の売上高成長率は+1から2%、営業利益成長は+2~3%を見込んでいます。

コカコーラ(KO)日足チャート
出所:トレードステーション

■ノースロップ・グラマン(NOC)

航空宇宙と防衛企業のノースロップ・グラマン(ティッカーシンボル:NOC)は1月30日(木)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が4.72ドル、売上高が88.4億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想4.76ドルに対し5.49ドル、売上高が予想85.6億ドルに対し84.7億ドル、売上高成長率は前年同期比+4.8%でした。

2019年の一株利益(EPS)予想19.8ドルに対し新ガイダンス20.1~20.35ドルが、売上高予想340.5億ドルに対し新ガイダンス340億ドルが提示されました。

ノースロップ・グラマン(NOC)日足チャート
出所:トレードステーション

■ベライゾン・コミュニケーション(VZ)

総合情報通信企業のベライゾン・コミュニケーション(ティッカーシンボル:VZ)は1月30日(木)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.14ドル、売上高が346.5億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.23ドルに対し1.25ドル、売上高が予想327.4億ドルに対し328.9億ドル、売上高成長率は前年同期比+0.9%でした。

2019年度のガイダンスは不変で修正一株利益(EPS)は1桁台の下の方、売上高は1桁台の下の方で成長すると予想しています。

ベライゾン・コミュニケーション(VZ)日足チャート
出所:トレードステーション

■アマゾン・ドットコム(AMZN)

ネット通販等を運営するアマゾン・ドットコム(ティッカーシンボル:AMZN)は1月30日(木)引け後に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が4.07ドル、売上高が860.2億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期は一株利益(EPS)が予想4.49ドルに対し4.23ドル、売上高が予想687.2億ドルに対し699.8億ドル、売上高成長率は前年同期比+23.7%でした。

部門別売上高は以下の通り:
北米 +24%の426.4億ドル
海外 +18%の183.5億ドル
AWS +35%の89.95億ドル

オンラインストアは+22%、サードパーティーは+28%、サブスクリプション・サービスは+35%、広告は+45%でした。

営業キャッシュフローは78.92億ドルでした。前年同期は85.88億ドルでした。

第4四半期の売上高は予想871.7億ドルに対し新ガイダンス800~865億ドルが、営業利益予想41.8億ドルに対し新ガイダンス12~29億ドルが提示されました。

アマゾン・ドットコム(AMZN)日足チャート
出所:トレードステーション

■ビザ(V)

クレジットカード大手のビザ(ティッカーシンボル:V)は1月30日(木)引け後に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.46ドル、売上高が60.8億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第4四半期(9月期)決算は一株利益(EPS)が予想1.43ドルに対し1.47ドル、売上高が予想60.8億ドルに対し61.4億ドル、売上高成長率は前年同期比+12.9%でした。

ペイメント・ボリュームは+9%、クロスボーダーは+7%、プロセスト・トランザクションは+11%でした。

2020年度の一株利益(EPS)は+15%前後(コンセンサスは+14.9%)、売上高は2桁台の下の方(コンセンサスは+10.9%)を見込んでいます。

ビザは四半期配当を+20%引上げ30セントとしました。

ビザ(V)日足チャート
出所:トレードステーション

■キャタピラー(CAT)

建設・採掘機械(重機)を製造するキャタピラー(ティッカーシンボル:CAT)は1月31日(金)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が2.38ドル、売上高が134.3億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想2.90ドルに対し2.66ドル、売上高予想134.9億ドルに対し127.6億ドル、売上高成長率は前年同期比-5.6%でした。

部門別売上高は下の通り:
建設 52.89億ドル -7%
資源 23.11億ドル -12%
エネルギー 54.52億ドル -2%

地域別売上高は以下の通り:
北米 61.02億ドル -3%
南米 12.11億ドル +2%
欧州中東アフリカ 27.63億ドル -7%
アジア太平洋 26.82億ドル -13%

売上高減少の主因はディーラーが貿易戦争を懸念して在庫圧縮に動いたためです。これにより前年比較で12億ドルの売上高が失われました。それを分解すると、去年は8億ドルのディーラー在庫の積み増しが行われたのに対し、今年の第3四半期は-4億ドルのディーラー在庫の取り崩しが起きました。それらを合計するとインパクトは12億ドルになるわけです。

なお最終需要は弱々しかったものの、かろうじて微増でした。

キャタピラーは弱い需要に呼応し生産を絞り込み始めました。

2019年の一株利益(EPS)は予想11.65ドルに対し新ガイダンス10.90~11.40ドルが、売上高予想557.2億ドルに対し新ガイダンス547億ドルが提示されました。

キャタピラー(CAT)日足チャート
出所:トレードステーション

■シェブロン(CVX)

石油大手のシェブロン(ティッカーシンボル:CVX)は1月31日(金)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.49ドル、売上高が391.7億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.46ドルに対し1.36ドル、売上高が予想376.9億ドルに対し361.2億ドルでした。

シェブロン(CVX)日足チャート
出所:トレードステーション

■エクソン・モービル(XOM)

石油大手のエクソン・モービル(ティッカーシンボル:XOM)は1月31日(金)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が50セント、売上高が645.8億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想66セントに対し75セント、売上高が予想658.6億ドルに対し650.5億ドル、売上高成長率は前年同期比-15.1%でした。

エクソン・モービル(XOM)日足チャート
出所:トレードステーション