4月下旬からスタートした3月期決算銘柄の本決算発表も先月中旬には終わりましたが、決算発表シーズン終盤で決算を発表した銘柄でも業績や目標株価の見直しがある程度進んだとみられます。そこで今回は決算発表がピークとなった5月12日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算発表後に目標株価の引き上げが相次いでいるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのがスズキ(7269)で、決算発表後に10社が目標株価を引き上げています。また、SMC(6273)と日立(6501)でも7社が目標株価を引き上げています。そしてこうした銘柄では目標株価の引き上げが相次いだこともあって決算発表以降に株価が水準を切り上げており、日立は先月17日に、SMCとスズキは25日に年初来高値を付けています。