今週の相場動向
相場回顧 BTC:XRP急騰や米国経済指標悪化を受け、買い戻し優勢
BTCは、先週の暴落を受けて売り優勢の展開が続き一時BTC=86万円(8,000ドル)を割り込んだが、Ripple社のアイスランド事業立ち上げに伴うXRP急騰や、10年ぶりの低水準となったISM製造業景況指数を嫌気したリスクオフの動きによって買い戻しが強まり大きく上昇した。200日移動平均線が重なるBTC=92万円(8,500ドル)付近で上値が重くなり、その後再び価格を下げたが、週足では約2%の上昇となった。
来週の相場予想
商いも薄く方向感に乏しい展開、株価次第で復調も
9月以降、価格が大きく変動する時を除き、低調な商いが続いている。これは、ビットコインの上昇が落ち着いたことに加え、同月初めに株式の連騰があったことで投資家の関心が株式為替市場へ傾いたことが主な要因と考えられる。
このような中、先週には節目と見られたBTC=100万円を割り込み、投資家心理はさらに冷え込んだ。しかし、毎週の前向きな業界ニュースや、依然ビットコインが逃避資産として一定の需要があることを見ると、下値に警戒は必要だが簡単に価格を下げることはないと思われる。株式動向次第ですぐに回復に向かうこともありうるだろう。
直近上値としてBTC=92万円(8,500ドル)、下値としてBTC=80万円(7,500ドル)を引き続き意識する。