今週の相場動向
相場回顧 BTC:投資家心理改善されず一時BTC=100万円(9,400ドル)を割り込む
BTCは週初よりBTC=106万円(10,000ドル)を維持しながらも方向感に欠く展開となる中で、暗号資産市場と株式為替市場ともに追加的な材料がないまま投資家心理が改善されることはなく、8/29には突発的な大口売りによりロングのロスカットが相次いで急落した。
売りの勢いは強く一時BTC=100万円(9,400ドル)を下回り、その後価格を戻すも、週足では5%以上の大幅下落となった。
今回の急落については、CME先物期日が影響したとの声やTether社へのUSDT大口移動が売りを誘発したとの声もあるが、具体的な要因は定かではない。
来週の相場予想
追加材料なければ再びBTC=100万円(9,400ドル)割れの可能性
依然材料待ちの状況は変わらず。強気派もなかなか買いに動きづらい中で、テクニカルトレーダーを中心に短期調整入りの声が強まっている。
新しい動きがなければこのまま売り優勢の展開が続きBTC=100万円(9,400ドル)を割り込む可能性が高い。そうなれば、BTC=95万円(9,000ドル)さらにはBTC=85万円(8,000ドル)付近まで価格を下げることも考えられるだろう。業界自体は悪い状況となっておらず一定の買い支えは入ると思われるが、見通しは悪く、良くて横ばい推移と予想。
直近上値としてBTC=106万円(10,000ドル)、下値としてBTC=95万円(9,000ドル)を意識する。
編集校正:マネックス仮想通貨研究所