関税措置による米中貿易交渉を端に、世界経済減速懸念に注目が集まっている。一方で、もう一つの潜在的なリスクが出現する可能性がある。

それは、医療関連銘柄の下落リスクである。ヘルスケア・セレクト・セクター SPDR ETF (XLV)主要企業は最近、良いニュースで反発しようと試みたが、失敗に終わった。

・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は月曜日にオピオイド中毒拡大において予想よりは小さいが罰金を受けた。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、判決後、時間外取引で株価が上昇し、134ドルを超えた。しかし、通常の取引時間では引けにかけて上昇幅を縮め、安値付近で推移した。ジョンソン・エンド・ジョンソンは7月16日に、好決算を発表したにもかかわらず、下落したことは忘れてはならない。

・ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は、堅調な業績にもかかわらず引き続き低迷している。7月18日の予想を上回り、ガイダンスを引き上げた決算発表後の価格の動き、あるいは4月16日の結果が悪かった決算発表の後の相場動向を見てみよう。ヘルスケア・セレクト・セクター SPDR ETF (XLV)における構成銘柄比率は、ジョンソン・エンド・ジョンソン (JNJ)とユナイテッドヘルス・グループ(UNH)がそれぞれ1番目、3番目となっている。

また、どちらもダウ工業株30種平均の構成銘柄でもある。良いニュースに前向きに反応できないことは、大口投資家による売りという、このセクターの広範囲に影響を与える兆候かもしれない。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)日足チャート(主なイベントと200日移動平均線)

このことは、現在の経済の不確実性の環境において特に当てはまる。ファンドマネージャーたちは、以前からヘルスケア関連株は景気減速の影響を受けにくい安全な投資対象と見てきた。しかし、今回は公益事業や不動産が好まれるように見える。(貴金属も安全銘柄として急騰している)

政治と薬価のリスク

中国の関税に対する懸念、ドイツの景気後退に近いこと、英国のEU離脱問題などを考慮すると、ヘルスケア関連株は急落していてもおかしくはない。彼らの相対的な弱さは、投資家にとっては痛手になるはずだ。

何が起きているか?状況を整理すると、業界が直面しているいくつかの大きな弱気の状況が見つかる。

第一は政治的リスクである。民主党はさまざまな方法で医療の国有化を望んでいるが、共和党政権は医療費の引き下げを望んでいる。一方、各州政府は、オピオイド関連の訴訟を数多く起こしている製薬会社を巻き込んでいる。

2020年にはアメリカ合衆国大統領選挙がある。確かなことは言えないが、医療保険会社に対する政治的圧力が今後14カ月で高まる可能性は非常に高い。

ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)日足チャート(主なイベントと200日移動平均線)

利益率下落リスク

2つ目の大きなリスクは、両端から圧迫されつつある利益率に関するものである。アマゾン・ドットコム(AMZN) が業界に参入するにつれて、薬価は政治的圧力と競争的圧力に直面する。低所得労働者の賃金上昇も、業界全体の利益率を脅かしている。以下、一部の企業は一定額の利益を前提に数十億ドルを借り入れているため、利益率が低いことが懸念されている。

シーブイエス・ヘルス(CVS)、マイラン(MYL)、バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル (BHC)、テバ・ファーマシューティカルズ・インダストリーズ(TEVA)などである。テネット・ヘルスケア(THC)などの病院運営会社も多額の債務を抱えている。

株主は、負債が支払われた後に残されたものを受け取ることを思い出してほしい。利幅が小さいことは、残余価値が小さいことを意味する。言い換えれば、株価は下落する傾向がある。

医療機器は、より広い分野での弱気の力を抑えてきた。その中には、メドトロニック(MDT)、エドワーズ・ライフサイエンシズ(EW)、アボット・ラボラトリーズ(ABT)などがある。

結論として、ヘルスケア株は金利低下にもかかわらず、セイフヘイブン・トレード(安全資産への投資)の恩恵を受けられていない。市場心理が変わる兆候はほとんどなく、来年の選挙には潜在的なリスクが伴う。投資家は、今後数カ月間市場を動かしていく中で、これらのトレンドのいくつかを念頭に置いて置く必要がありそうだ。

 

(原文)
Safe Haven No More? Health Care’s Not Feeling So Great

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