戦後74年。私が生まれたのは昭和38年ですから、戦後18年。小さい頃は、戦争は遠い過去の話のように思っていたのですが、今考えると、生まれるたった18年前に我が国は戦争をしていたことになります。18年なんて、マネックスを創業してからの月日よりも短い。マネックスメールやこのつぶやきの期間よりも短い。シンプルに、大きな驚きです。
私が小さい頃に感じていた世界と今の世界には大きな違いをあまり感じません。しかし私が小さい頃の世界と戦時下の世界は、あまりにも大きく違うと感じていました。今も感じます。しかしそれらは全て錯覚かも知れません。錯覚かも知れないけれど、人間は認識することが全てですから、年月の流れよりも、「気持ち」「感覚」が、大きな作用をもたらすのでしょう。そう考えると、コミュニケーションが如何に大切かを知ります。
内政も外交も、コミュニケーションによってどう感じるか、認識されるかが、とっても重要です。最近の世界を見ていると、どうもこのコミュニケーションが乱暴になっている気がして、それが心配です。大戦が終わったこの日に、そんなことに思いを馳せたのでした。