決算発表シーズンの最盛期を迎えるが、業績はまちまちだ。

詳細はコラムに記載するが、このレポートでお伝えしたいことは以下のとおり。

・ハイテク大手のアップル(AAPL)は、iPhoneを越えて進化している。
・米国株式市場は半導体株を追い抜く。
・大手企業が苦戦を強いられているが、一部の新興ハイテク企業はいまだに好調である。
・感謝祭・クリスマスの時期には、消費者関連株の中から、エリートグループが登場するかもしれない。
・太陽光発電関連株は依然として堅調だ。

過去4ヶ月間でトレードステーションにて、最も人気のあるアップル(AAPL)株を最初に紹介しよう。アップルは、iPhoneの後に続く新たな取り組みに注目する四半期だった。アップルウォッチやビーツなど、ウェアラブル機器の売り上げは、予想をはるかに上回った。また、MacやiPadなどの旧製品も良い売行きだった。

サービス事業は減収ながら利益率を上回った。アマゾン (AMZN)のジェフ・ベゾス氏とは異なり、ティム・クック氏は成長のために利益を犠牲しないことを示している。サービスが重要なのは、iPhone以外にもチャンスがあることと、その収入が家電製品よりも粘着性が高いことだ。

アップルの日足チャート(移動平均線)

しかし、それでもiPhoneには良いニュースがあり、やがて中国の主要市場で勢いを増し始めた。

半導体事業の競争激化

半導体関連株の株価は、業績が好調なスタートを切った後、下落した。例えば、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は、ゲーム機の販売が伸び悩む中、売り上げが伸び悩むと予想している。投資家は現在、10月のクラウド型ゲームへの大きな移行を待っている。

クアルコム(QCOM)は、アップル(AAPL)とは異なり、中国から悪いニュースを受けていた。
中国のスマートフォン市場におけるファーウェイの市場シェア拡大は、シャオミのようなクアルコム(QCOM)の顧客に打撃を与えた。このため、クアルコム(QCOM)はガイダンスを弱めることになった。また、トランプ米大統領と中国との米中貿易戦争を見守るために、クアルコム(QCOM)は重要な位置にいる。

小型半導体株であるマキシム・インテグレーテッド・プロダクツ(MXIM)は、売上高が予想から下回ったことから株価が下落した。

ビヨンド・ミート(BYND)の株価は暴落

フードイノベーターのビヨンド・ミート(BYND)もまた、予想より高い売上高(+287%)だったにも関わらず、株価は下落した。この増加率が、かつての高収益企業の収益性に疑問を投げかけている。さらに悪いことに、IPOする前に保有していた株主が5億ドル近い株式をディスカウントして売り出した。

グラブハブ (GRUB) もまた暴落のスタートを切った。グラブハブ(GRUB)は今回、ウーバーイーツとドアダッシュの影響を受け、暴落した。

しかし、マクドナルド(MCD)は、グラブハブ(GRUB)と異なり、利益や売上が予想を上回った。マクドナルドは、改装店舗、デジタル発注、値上げなどにより、200ドルを超える史上最高値をつけた。

マクドナルドの日足チャート(移動平均線)

ピザハット、ケンタッキー・フライドチキン、タコベルの親会社であるヤム・ブランズ(YUM)も同様だ。マクドナルド(MCD)やヤム・ブランズ(YUM)のような株式はすでに古いかもしれないが、消費者の心をつかみ、支出に促す流れができている。他にも、スターバックス(SBUX)やチポトル・メキシカン・グリル(CMG)などは業績が好調だ。

消費関連株

また、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)や、ケロッグ(K)などの会社も消費者トレンドを掴んでいる。両社とも、強い製品群を中心にすることで、予想を上まわる成果を出した。例えば、PGの場合、TideとSwifferがそれにあたる。ケロッグ(K)にとっては、スナック菓子だ。

消費者向きの企業のうち、少なくとも2社は先週の決算で目立った。クロックス(CROX)は大幅な増益となり、年末の業績見通しは堅調だった。RH (RH)も、高級家具のニッチを見つけたことから反発した。

一方、アンダーアーマー (UAA)や、デッカーズ・アウトドア (DECK)では、弱くなる兆しが見え始めた。アンダーアーマー(UAA)は、海外市場ではかなりの成長を見せていたが、ナイキ(NKE)のような競合他社が米国市場で脅威にさらされているため、今後の売り上げについて警告を発した。デッカーズ・アウトドア(DECK)は、きたる会計年度のために当たりさわりのない計画を描いている。

ラルフ・ローレン(RL)も、国内売上げの低迷に対する、投資家の恐怖心が少なかったため、株式の売り手が相次いでいる。

新興のハイテク株は今だ上昇中

ツイッター(TWTR)は、収益、売上高、1日のユーザー数などの全ての項目で予想を上回り、先週13%も株価が上昇したこれはスナップ(SNAP)と同様で、小型ソーシャル・メディア株は、フェイスブック(FB)から広告収益と取り込んでいるからである。

ショッピファイ(SHOP)もまた大きな勝者だった。中小企業向けのオンラインショッピングカートを運営するショッピファイは、素晴らしい四半期決算を報告し、さらに株価は過去最高を更新した。

アカマイ・テクノロジーズ(AKAM)は、2000年8月以来の高水準となった。同社は、ウェブページをキャッシングすることで大きな成功を収めたが、サイバー・セキュリティー・サービスのプロバイダーとして、自社を再構築した。

ガーミン(GRMN)は過去から爆発的に上昇した。利益、売上高、利益率、業績見通しはいずれもコンセンサスを上回った。GPSシステムのパイオニアであるガーミンは、投資家に一度見放されていたが、フィットネス、航空、女性の健康の分野でのパイオニアとして、再起を図った。

ヘルスケア関連株は調子が良くない

一方、ヘルスケア関連株はそれほど大きくはないと感じていた。メルク(MRK)とファイザー(PFE)はいずれも、堅調な業績にもかかわらず回復には至らなかった。キイトルーダやガーダシルなどの主力商品が好調だったにも関わらず、メルク(MRK)は良いパフォーマンスを出せなかった。
ファイザー(PFE)は、大規模な事業分離により、アナリストが同社の事業全体の評価を引き下げたため、下落した。

一方、その背景には、トランプ大統領が海外から安価な医薬品を輸入することを騒いだことがあった。

病院チェーンのエイチシーエー・ホールディングス(HCA)も良くない数字をだし、下落した。

他にも、知っておくべき2つの項目がある。

1つ目は、マテル(MAT)は、S&P500構成銘柄の中で先週最も株価が上昇した。映画「トイ・ストーリー」からの収益やコスト削減が上昇を牽引した。このニュースは先週、ライバルのハスブロ(HAS)と非常に類似していた。

2つ目は、太陽エネルギー関連株は、2019年でももっとも良いパフォーマンスを出した。
エンフェーズ・エナジー(ENPH)とサンパワー(SPWR)は株価が好調だった。
主要な税額控除が更新されたことについてのニュースは、議会に注目してほしい。

結局のところ、これは非常に忙しい1週間の決算だった。業績が良い企業もあれば、悪い企業もあった。何が起きているかを知るために、この情報が役に立つことを願っている。

 

(原文)
Apple Surges as Chips Falter: Earnings This Week

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