このレポートのまとめ
- ビヨンドミートの決算は悪かった
- アルトリアの決算は良かった
- ファイザーの決算は悪かった
- プロクター&ギャンブルの決算は良かった
- アドバンスト・マイクロ・デバイセズの決算はガイダンスが悪かった
- アップルの決算は良かった
- ギリアド・サイエンシズの決算は良かった
- ゼネラル・エレクトリックの決算は良かった
- スポティファイの決算は悪かった
- プルーラルサイトの決算はガイダンスが悪かった
- クアルコムの決算は悪かった
- トゥイリオの決算は良かった
- ゼネラル・モーターズの決算は良かった
- ベライゾンの決算は悪かった
- ピンタレストの決算は良かった
- スクエアはガイダンスが悪かった
■ビヨンドミート(BYND) 悪かった
ビヨンドミート(ティッカーシンボル:BYND)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想-8セントに対し-16セント、売上高が予想5,271万ドルに対し6,730万ドル、売上高成長率は前年同期比+286.8%でした。
売上高の内訳は:
小売 3,412万ドル、前年同期比+192%
フードサービス 3,313万ドル、前年同期比+483%
でした。
グロス利益は2,270万ドル、グロスマージンは33.8%でした。
純利益は-940万ドルでした。前年同期は-740万ドルでした。
2019年度の売上高予想2.24億ドルに対し新ガイダンス2.4億ドルが提示されました。修正EBITDAベースで黒字になるというガイダンスが示されました。旧ガイダンスは修正EBITDAベースで±0でした。
ビヨンドミートは325万株の公募を行います。そのうち300万株は既存株主からの売出しです。
■アルトリア(MO) 良かった
アルトリア(ティッカーシンボル:MO)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想1.10ドルに対し1.10ドル、売上高が予想50.8億ドルに対し51.9億ドル、売上高成長率は前年同期比+6.4%でした。
2019年の一株当たり利益(EPS)は予想4.18ドルに対しこれまでのガイダンス4.15~4.27ドルが堅持されました。
■ファイザー(PFE) 悪かった
ファイザー(ティッカーシンボル:PFE)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想75セントに対し80セント、売上高が予想134.3億ドルに対し132.6億ドル、売上高成長率は前年同期比-1.5%でした。
2019年度の一株当たり利益(EPS)は、予想2.91ドルに対し新ガイダンス2.76~2.86ドルが提示されました。旧ガイダンスは2.83~2.93ドルでした。売上高は予想534.5億ドルに対し新ガイダンス505~525億ドルが提示されました。旧ガイダンス520~540億ドルでした。
ファイザーとマイラン(ティッカーシンボル:MYL)はジェネリック薬品のビジネスを統合します。いわゆるリバース・モリス・トラスト取引と呼ばれる株式交換により、新会社が作られます。ファイザーはその新会社の57%株式を、マイランは43%を保有します。
■プロクター&ギャンブル(PG) 良かった
プロクター&ギャンブル(ティッカーシンボル:PG)の第4四半期(6月期)決算は一株当たり利益(EPS)が予想1.05ドルに対し1.10ドル、売上高が予想168.6億ドルに対し170.9億ドル、売上高成長率は前年同期比+3.6%でした。
ボリューム成長率は:
ビューティー +2%
グルーミング -1%
ヘルスケア +8%
洗剤・ホームケア +5%
ベビー・フェミニン +1%
でした。
価格変化率は:
ビューティー +2%
グルーミング +3%
ヘルスケア +3%
洗剤・ホームケア +4%
ベビー・フェミニン +3%
でした。
売上ミックスの改善は:
ビューティー +5%
グルーミング +1%
ヘルスケア +4%
洗剤・ホームケア +1%
ベビー・フェミニン +1%
でした。
為替はそれぞれ-4%から-6%足を引っ張りました。
結果として売上高は:
ビューティー 31.9億ドル +3%
グルーミング 16.0億ドル -3%
ヘルスケア 20.4億ドル +13%
洗剤・ホームケア 56.5億ドル +5%
ベビー・フェミニン 45.0億ドル +1%
でした。
ビューティー部門では「SK-Ⅱ」、「Olay Skin Care」などのブランドがイノベーション、市場の拡大などにより寄与しました。
ヘルスケア部門では咳、かぜ薬などのパーソナル・ヘルスケア製品が+15%前後成長しました。
洗剤ホームケア部門は製品イノベーションなどが寄与しオルガニックに+10%成長しました。
2020年度の売上高は予想697.8億ドルに対し新ガイダンス697.3~704億ドルが、一株当たり利益(EPS)は予想4.74ドルに対し新ガイダンス4.70~4.93ドルが提示されました。
■アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) ガイダンスが悪かった
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(ティッカーシンボル:AMD)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想8セントに対し8セント、売上高予想15.2億ドルに対し15.3億ドル、売上高成長率は前年同期比-12.8%でした。
第3四半期決算は売上高予想19.4億ドルに対し新ガイダンス17.5~18.5億ドルが提示されました。
2019年度の売上高成長率予想+6.3%に対し+5%が提示されました。
■アップル(AAPL) 良かった
アップル(ティッカーシンボル:AAPL)の第3四半期(6月期)決算は一株当たり利益(EPS)予想2.10ドルに対し2.18ドル、売上高は予想533.9億ドルに対し538.1億ドル、売上高成長率は前年同期比+1.0%でした。
iPhone売上高は-12%の260億ドルでした。コンセンサス予想は260億ドルでした。
サービス売上高は+13%の114.6億ドルでした。
iPad売上高は+8%の50億ドルでした。
ウェアラブルズ・ホーム・アクセサリー売上高は+48%の55億ドルでした。
地域別売上高は以下の通り:
米州売上高は+2%の250.6億ドルでした。
欧州売上高は-2%の119億ドルでした。
中国売上高は-4%の91.6億ドルでした。
アジア太平洋売上高は+13%の35.9億ドルでした。
第3四半期のグロスマージンは37.6%でした。予想は38.1%でした。
サービス・グロスマージンは64.1%でした。予想は63.8%でした。
第4四半期売上高は予想609.2億ドルに対し新ガイダンス610から640億ドルが提示されました。
グロスマージンのガイダンスは37.5から38.5%です。
営業費用ガイダンスは87~88億ドルを見込んでいます。
税率は16.5%を見込んでいます。
■ギリアド・サイエンシズ(GILD) 良かった
ギリアド・サイエンシズ(ティッカーシンボル:GILD)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想1.71ドルに対し1.82ドル、売上高が予想55.4億ドルに対し56.8億ドル、売上高成長率は前年同期比-2.8%でした。
2019年売上高は予想220.4億ドルに対し新ガイダンス216~221億ドルが提示されました。旧ガイダンスは213~218億ドルでした。
■ゼネラル・エレクトリック(GE) 良かった
ゼネラル・エレクトリック(ティッカーシンボル:GE)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想12セントに対し17セント、売上高が予想288.3億ドルに対し288.3億ドル、売上高成長率は前年同期比-1.1%でした。
部門別売上高は:
発電 46.81億ドル -25%
リニューアブル・エナジー 36.27億ドル +26%
ジェットエンジン 78.77億ドル +5%
ヘルスケア 49.34億ドル -1%
石油天然ガス 59.53億ドル +7%
でした。
部門別利益は:
発電 1.17億ドル -71%
リニューアブル・エナジー -1.84億ドル
ジェットエンジン 13.85億ドル -6%
ヘルスケア 9.58億ドル +3%
石油天然ガス 8,200万ドル
でした。
新規受注は-4%の287億ドルでした。内訳は:
発電 49億ドル
リニューアブル・エナジー 37億ドル
ジェットエンジン 86億ドル
ヘルスケア 52億ドル
石油天然ガス 65億ドル
でした。特にガス・タービンの新規受注は+28%でした。
受注残は3960億ドルでした。内訳は:
発電 864億ドル
リニューアブル・エナジー 257億ドル
ジェットエンジン 2439億ドル
石油天然ガス 211億ドル
でした。
2019年の一株当たり利益(EPS)は予想59セントに対し新ガイダンス55~65セントが提示されました。旧ガイダンスは50~60セントでした。
■スポティファイ(SPOT) 悪かった
スポティファイ(ティッカーシンボル:SPOT)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想-0.34ユーロに対し-0.42ユーロ、売上高が予想16.4億ユーロに対し16.7億ユーロ、売上高成長率は前年同期比+31.0%でした。
月次アクティブ・ユーザー数は+29%の2.32億人でした。プレミアム・サブスクライバー数は+31%の1.08億人でした。
第3四半期の売上高は予想17.1億ユーロに対し新ガイダンス15.7~17.7億ユーロが示されました。
■プルーラルサイト(PS) ガイダンスが悪かった
プルーラルサイト(ティッカーシンボル:PS)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想-14セントに対し-6セント、売上高が予想7,387万ドルに対し7,590万ドル、売上高成長率は前年同期比+41.6%でした。
請求額は+23%の8,060万ドルでした。
第3四半期の一株当たり利益(EPS)は予想-11セントに対し新ガイダンス-15~-13セントが、売上高は予想8254万ドルに対し新ガイダンス7,950~8,000万ドルが提示されました。
2019年度の一株当たり利益(EPS)は予想-40セントに対しこれまでのガイダンス-42セント~-38セントが堅持されました。売上高は予想3.16億ドルに対しこれまでのガイダンス3.12~3.18億ドルが堅持されました。
■クアルコム(QCOM) 悪かった
クアルコム(ティッカーシンボル:QCOM)の第3四半期(6月期)決算は一株当たり利益(EPS)が予想77セントに対し80セント、売上高が予想51.2億ドルに対し48.9億ドル、売上高成長率は前年同期比-12.7%でした。
第4四半期の一株当たり利益(EPS)は予想1.10ドルに対し新ガイダンス65~75セントが、売上高は予想57.1億ドルに対し新ガイダンス43~51億ドルが提示されました。
ファーウェイとの契約は未だ合意に達していません。もしこのまま合意できない場合、ファーウェイは今後クアルコムに対する支払いをストップする可能性があるかもしれません。
■トゥイリオ(TWLO) 良かった
トゥイリオ(ティッカーシンボル:TWLO)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想2セントに対し3セント、売上高が予想2.64億ドルに対し2.75億ドル、売上高成長率は前年同期比+86.1%でした。
ダラー・ベース・ネット・エクスパンション率は+140%でした。前年同期は+137%でした。
第3四半期の一株当たり利益(EPS)は予想1セントに対し新ガイダンス1~2セント、売上高予想2.85億ドルに対し新ガイダンス2.86~2.89億ドルが提示されました。
2019年の一株当たり利益(EPS)は予想12セントに対し新ガイダンス17~18セントが提示されました。旧ガイダンスは11~13セントでした。売上高は予想11.1億ドルに対し11.13~11.19億ドルが提示されました。旧ガイダンスは11.02~11.11億ドルでした。
■ゼネラル・モーターズ(GM) 良かった
ゼネラル・モーターズ(ティッカーシンボル:GM)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想1.45ドルに対し1.64ドル、売上高が予想360.3億ドルに対し361億ドル、売上高成長率は前年同期比-2%でした。
地域別売上高成長率は北米が-4%、欧州が-8.1%、中国が-12.2%、南米が-0.8%でした。
ブランド別売上高成長率はシボレーが-5.1%、ビュイックが-10.5%、GMCが+5.6%、キャデラックが+18.3%、ホールデンが-22.9%、バオジュンが-31.8%でした。
純利益は24億ドル、前年同期比+1.6%でした。営業キャッシュフローは38億ドル、前年同期比-0.2%でした。
■ベライゾン(VZ) 悪かった
ベライゾン(ティッカーシンボル:VZ)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想1.20ドルに対し1.23ドル、売上高が予想324.2億ドルに対し320.7億ドル、売上高成長率は前年同期比-0.4%でした。
修正EBITDAは+1.8%の121億ドルでした。修正EBITDAマージンは37.7%でした。前年同期は36.8%でした。
コンシュマー部門売上高は220億ドルでした。これは前年同期比±0%でした。
ファイオス売上高は+1.2%でした。
セグメントEBITDAは+1.6%の102億ドル、セグメントEBITDAマージンは46.5%でした。前年同期は45.7%でした。
ワイヤレス加入者数は9,390万人でした。前年同期は9,380万人でした。
ビジネス部門売上高は78億ドルでした。前年同期は79億ドルでした。
セグメントEBITDAは21億ドル、前年同期比-2.0%でした。セグメントEBITDAマージンは27.3%でした。前年同期は27.5%でした。
2019年度の一株当たり利益(EPS)はこれまで通り1桁台の下の方で成長するというガイダンスが堅持されました。
■ピンタレスト(PINS) 良かった
ピンタレスト(ティッカーシンボル:PINS)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想-9セントに対し-6セント、売上高が予想2.37億ドルに対し2.61億ドル、売上高成長率は前年同期比+62.0%でした。
月次アクティブ・ユーザーは+30%の3億人でした。
ユーザー1人当たり売上高は+29%の88セントでした。
2019年度の売上高は予想10.7億ドルに対し新ガイダンス10.95~11.15億ドルが提示されました。旧ガイダンスは10.55~10.8億ドルでした。
■スクエア(SQ) ガイダンスが悪かった
スクエア(ティッカーシンボル:SQ)の第2四半期決算は一株当たり利益(EPS)が予想16セントに対し21セント、売上高が予想5.58億ドルに対し5.63億ドル、売上高成長率は前年同期比+46.2%でした。
第3四半期の一株当たり利益(EPS)は予想22セントに対し新ガイダンス18~20セントが、売上高は予想5.99億ドルに対し新ガイダンス5.9~6.0億ドルが提示されました。
2019年度の一株当たり利益(EPS)は予想76セントに対し新ガイダンス74~78セントが、売上高は予想22.8億ドルに対し新ガイダンス22.5~22.8億ドルが提示されました。