【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 25332.18  △512.40 (6/4)
NASDAQ: 7527.12  △194.10 (6/4)

1.概況

米国市場は中国政府高官の米中貿易交渉に前向きな発言や米共和党議員が米政権によるメキシコ製品への追加関税を阻止すべく動いていると伝わったことで貿易摩擦への懸念が後退したことに加え、パウエルFRB議長が景気拡大を持続させるために適切に行動すると述べ利下げの可能性を排除しなかったことも好感され大幅高となりました。ダウ平均は143ドル高でスタートすると一日を通して上げ幅を大きく広げる展開となり結局512ドル高の25,332ドルと高値圏で取引を終えました。ダウ平均の上げ幅は今年2番目の大きさとなっています。

また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も194ポイント高の7,527ポイントと3日ぶりに大幅反発となりました。

2.経済指標等

4月の米製造業受注は前月比0.8%減となりましたが市場予想を上回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち不動産を除く10業種が上げました。そのなかでも情報技術が3%を超える上昇となったほか、素材と金融、一般消費財・サービス、資本財・サービスも2%以上上げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄はベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)を除く29銘柄が上げました。そのなかでもナイキ(NKE)とダウ(DOW)が4%を超える上昇となったほか、アップル(AAPL)とゴールドマン・サックス(GS)、IBM(IBM)、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)、JPモルガン・チェース(JPM)、インテル(INTC)も3%以上上げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、サンリオ(8136)とキャラクター使用のライセンス契約を交わしたと発表した玩具のマテル(MAT)が急伸し12%近く上げました。また、ネットフリックス(NFLX)が投資判断の引き上げを好感して5%近く上げています。レンタカーのハーツ・グローバル(HTZ)も個人に月単位で自動車を貸し出すサービスを始めると発表したことで9%近く上昇しました。一方で企業向けクラウド関連サービスのボックス(BOX)が決算を受けて目標株価の引き下げが相次いだことから4%を上回る下落となっています。 

5.為替・金利等

長期金利は0.06%高い2.13%となりました。ドル円は108円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて大きく上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が朝方の買い一巡後にさらに上値を伸ばすような展開となるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)