【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 25169.88  △43.47 (5/30)
NASDAQ: 7567.72  △20.41 (5/30)

1.概況

米国市場はダウ平均が前日までの2日間で460ドル近く下げていたこともあって押し目買いが入り3日ぶりに小幅に反発しました。ダウ平均は方向感に欠けるなか一日を通して前日終値を挟んで揉み合う展開となり結局43ドル高の25,169ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も20ポイント高の7,567ポイントとなっています。

2.経済指標等

1-3月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比3.1%増と速報値の3.2%増から下方修正されましたが市場予想と一致しています。また、先週一週間の米新規失業保険申請件数も前週比3000件増の21万5000件となり市場予想と一致しました。4月の中古住宅販売仮契約指数は前月比1.5%低下の104.3となり上昇を見込んでいた市場予想を下回っています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち不動産や情報技術、ヘルスケアなど7業種が上げました。一方でエネルギーや金融などの4業種が下げ、エネルギーは1%を超える下落となっています。

4.個別銘柄動向

1ドルショップのダラー・ゼネラル(DG)が決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったことで7%以上上げました。また、メディア大手のCBS(CBS)が同業のバイアコム(VIAB)との合併協議を準備していると伝わり3%を超える上昇となりました。バイアコムも3%を上回る上昇となっています。一方でカルバン・クラインなどを手掛けるアパレルのPVH(PVH)は決算発表で通期見通しを下方修正したことで急落し15%近く下げています。

なお、取引終了後に決算を発表した配車サービス最大手のウーバーテクノロジーズ(UBER)は赤字幅が市場予想を上回りましたが、売上高の伸びが市場予想を上回ったことから時間外で買われています。

5.為替・金利等

長期金利は0.05%低い2.21%となりました。ドル円は109円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場が小幅な上昇に止まったことから本日の日本市場は小動きでのスタートが予想されます。売られすぎのシグナルもみられるなかで買いが優勢となり日経平均が節目の21,000円を試すような動きとなるかがポイントとなりそうです。また、10時には中国の5月の製造業PMIが発表される予定で注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)