先月からスタートした小売り企業を中心とする2月期決算企業の中間決算も先週末でほぼ終わりとなりましたが、日本経済新聞が12日までに決算を発表した主要72社を集計したところ全体の純利益は前年同期比で15%減少したとのことです。節約志向が再び強まるなか、百貨店や総合スーパーの業績が総じて悪化するなど、小売企業は苦戦を強いられていると伝えています。

しかし、こうした厳しい環境のなかでも上期が大幅増益となったものも幾つかみられます。そしてそうした銘柄のなかには下期も大幅増益が続きそうなものもあります。そこで今回は上期に続いて下期も二桁増益が見込まれる2月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば夏物衣料などの販売が好調で既存店売上高が伸びたことや、円高で仕入コストの低減が進んだことなどから上期が6割を超す大幅増益となった西松屋チェーン(7545)では、下期も3割増という大幅増益を見込んでいます。