先月からスタートした小売り企業を中心とする2月期決算企業の中間決算も先週末でほぼ終わりとなりましたが、日本経済新聞が12日までに決算を発表した主要72社を集計したところ全体の純利益は前年同期比で15%減少したとのことです。しかし、こうした厳しい環境のなかでも上期決算が会社計画を上回った企業もみられます。

そしてそうした銘柄のなかには通期予想を据え置いたことで下期計画が増益予想から一転して減益予想となり、下期が控え目にみえるものもみられます。そこで今回は上期実績が計画を上回って着地した銘柄のなかから、第1四半期と第2四半期は増益を維持しながら下期が減益予想に転じた銘柄をピックアップしてみました。例えば上期が25%近く上振れたニトリホールディングス(9843)では通期予想を据え置いたことで下期が二桁の減益となる計画となっています。