私にとって、一生の中で一番付き合いの長い人が先週手術を受け、二番目に付き合いの長い人が今日手術を受けたので、色々とてんやわんやでありました。しかし、手術というものは本当に大仕事であると、しみじみと思いました。その準備に至るプロセス、様々な同意事項等の管理、そして手術に関わる先生などの数の多さと、手術時間の長さ。それらを掛け合わせたのべの人の時間、エネルギー総量は、本当に膨大です。これは、この二人の手術を受けねばならなかった理由が、比較的軽かったことを考えると、世の中の手術に関わる人の営みの総量を想像するに、気が遠くなりそうです。医療に携わる方々への巨大なリスペクト・ 尊敬を再認識すると共に、医療の重要さと難しさも認識する機会でした。今はちょっと余裕がないのですが、このテーマについて、しっかりと考えていきたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。