(今日はマネックスグループCEOの松本としての立場で書かせていただきます)

マネックスは、今日で創業20周年を迎えました。1999年4月5日に株式会社マネックスをほんの数人で立ち上げてから、早20年が経ちました。

私たちマネックスは、常に新しいことをやろうと、働き続けてきました。そうしたら、今のマネックスグループになりました。自分たちにはあっという間のことでしたが、世界では世間では、色々なことが起こりました。リーマンショックもこの20年の間に起き、仮想通貨も生まれました。

私たちは、日本の資本市場の改革にもいっぱい関わってきました。例えば、今のように小さい金額から日本の株式を購入できるようになった単元株制度の誕生にも、我々は深く関わりました。

マネックスは、どこよりも早く指名委員会設置会社になり、独立社外取締役が取締役会の3分の2を占め、IFRSもいち早く任意適用しました。そして20年の道のりの中で、マネックスグループはグローバルな企業になりました。

国内2拠点、海外10拠点を持つようになり、グループ従業員約1200人の半数は、北米、並びに中米にいます。現在マネックスグループの中での稼ぎ頭、セグメント別で営業利益が一番大きいのは、アメリカセグメントになるまでになりました。

昨年には仮想通貨ビジネスを営むコインチェックもグループに加わりました。マネックスグループは、規模感を伴う仮想通貨ビジネスを有する、世界でもほんの数社しかない上場企業のひとつであります。

そしてもちろん、日本に於けるマネックス証券が、グループ中核企業として、グループ全体の成長を支えています。

グループ全体で4百万人に近いお客様がいらっしゃり、その皆さまにサービスを提供し、税金を払い、この20年間で5000億円弱の費用を支払い、つまりお金を使い、550億円の配当と自社株買いをして株主の皆さまに還元してきました。

昔、社外取締役だった川本裕子さんに、マネックスは永遠の思春期みたいね、と云われたことがありますが、私たちは常に新しいことをしよう、チャレンジを続けよう、グローバルに出ようと、思い続けて、ここまで走って来ました。

これらを実現できたのは、もちろん私たちのパッションも重要だったと思いますが、何よりも、こんな私たちマネックスのサービスを御利用下さり、応援して下さった、お客さまのおかげです。本当にありがとうございます。心の底から感謝いたします。ありがとうございます。

そしてマネックスはこれからも新しいことにチャレンジして前進を続けていきます。今後ともマネックスを何卒よろしくお願いいたします!