3月期決算企業の第1四半期決算も終了しましたが、日本経済新聞の集計では円高により製造業が苦戦したことなどでこの第1四半期の経常利益が17%減となり、第1四半期としては4年ぶりの減益になったとのことです。こうしたなか第1四半期が減益となる企業も少なからずみられましたが、そうした銘柄でもコンセンサス予想を上回り好調な滑り出しとなったものもみられます。

そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に第1四半期は営業減益ながら、第1四半期の実績がコンセンサス予想を2割以上上回ったものをピックアップしてみました。例えばアルプス電気(6770)フジクラ(5803)の第1四半期は大幅な減益となりましたが、コンセンサス予想を大きく上回ったことで決算後の株価は1割を超す上昇となりました。また、トヨタ(7203)の第1四半期も15%減益となり通期予想を下方修正しましたが、コンセンサス予想を大きく上回ったこともあって決算後の株価は3%高となっています。

減益ながら期待を上回る滑り出しとなった銘柄はこちらからチェック