先週からスタートした3月期決算銘柄の第1四半期(4-6月期)決算も今週に入って本格化しています。こうしたなか昨日もTOPIX500採用の3月期決算銘柄に限ってみても一日で50社が決算を発表しました。そこで今回は早速、昨日の決算をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に集計してみました。昨日も業績予想を修正する企業は限られましたが、それでも決算に株価が大きく反応する銘柄も少なからずみられます。

例えば通期予想が減益見通しとなっているにも関わらず第1四半期の営業利益が10%増益となった東海理化(6995)や、通期予想が一桁増益の見込みながら第1四半期が8割を超す大幅な増益となったTIS(3626)、さらに第1四半期は3割近い減益となったものの市場予想を大幅に上回ったフジクラ(5803)などが大きく買われました。一方でドル円の想定レートを105円に置きながら通期予想を下方修正した三菱電機(6503)や第1四半期が大幅減益となったオムロン(6645)、今回初めて公表した通期予想が市場予想を大きく下回った新日鉄住金(5401)などが大きく下げています。

決算集計速報PART2 決算に大きく反応した銘柄は

もう一つのヒント

週明けの決算発表スケジュールは

3月期決算企業の第1四半期決算は本日がピークとなりましたが、来週も決算発表はまだまだ続きます。週明けも住友商事(8053)や三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)などが決算を発表する予定です。

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