このレポートのまとめ
- シティグループの決算は、まちまちだった
- デルタ・エアラインズの決算は来期のガイダンスが下がった
- JPモルガン・チェースの決算は悪かった
- ユナイテッドヘルスの決算は良かった
- ウエルズファーゴの決算は悪かった
- バンク・オブ・アメリカの決算は良かった
- ブラックロックの決算は悪かった
- ゴールドマン・サックスの決算は良かった
- CSXの決算は良かった
- モルガン・スタンレーの決算は悪かった
- ネットフリックスの決算は悪かった
- アメリカン・エキスプレスの決算は悪かった
- アトラシアンの決算は良かった
■シティグループ(C)
シティグループ(ティッカーシンボル:C)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.55ドルに対し1.64ドル、売上高が予想175.7億ドルに対し171億ドル、売上高成長率は前年同期比-2.3%でした。
グローバル・コンシュマー・バンキング(GCB)売上高は84億ドルでした。これは前年同期比±0%でした。北米、南米が伸びた半面、アジアが減少しました。
インスティチューショナル・クライアント・グループ(ICG)売上高は82億ドルでした。これは前年同期比-1%でした。市場証券収入が低迷し、逆にバンキング収入は増加しました。M&Aアドバイザリーが4.63億ドル、前年比+47%と好調でした。
債券部売上高は19億ドル、前年同期比-21%でした。12月にクレジット・スプレッドが拡大したことがトレーディングを難しくしました。債券引受けフィーは6.34億ドル、前年比-13%でした。
株式部売上高は6.68億ドル、前年同期比+18%でした。2017年第4四半期はトレーディング損が含まれており、前年比較が容易だったことによります。株式引受けフィーは1.81億ドル、前年同期比-28%でした。
シティグループ全体の営業費用は99億ドルでした。前年同期比-4%でした。報酬を抑えたこと、コスト削減努力などが貢献しました。
貸し倒れは19億ドルでした。これは前年同期比-7%でした。ICGグループで2017年に発生した貸し倒れ案件が今回はなかったことが改善の原因です。
純利益は43億ドルでした。これは前年同期比+14%でした。
株主資本利益率(ROE)は9.4%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は10.9%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は11.9%でした。これは前期の11.7%より改善しました。
一株当たり有形簿価は63.79ドルでした。
■デルタ・エアラインズ(DAL)
デルタ・エアラインズ(ティッカーシンボル:DAL)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.26ドルに対し1.30ドル、売上高が予想107.1億ドルに対し107.4億ドル、売上高成長率は前年同引き+5.0%でした。
TRASM(単位収益合計=精油販売を除く売上高)は+3.2%でした。行楽、ビジネス客両方が好調でした。
デルタ・エアラインズは1月3日に一株利益(EPS)ガイダンスをこれまでの1.10~1.30ドルから1.25~1.30ドルへ上方修正しました。
第1四半期は一株利益(EPS)予想95セントに対し新ガイダンス70~90セントが提示されました。修正TRASMは+0~2%を見込んでいます。税引き前マージンは6.5~8.5%を見込んでいます。
連邦政府機能一部閉鎖が空港やエア・トラベルに与える影響を考えてガイダンスが下げられました。
2019年度通年の一株利益(EPS)は予想6.64ドルに対し、これまでのガイダンス6.00~7.00ドルが堅持されました。
1月の旅客数はクリスマス期間の前の水準に戻ってきています。行楽、ビジネスの両方の需要はしっかりしています。
欧州はブレグジットとの絡みで軟調です。連邦政府機関一部閉鎖も悪影響を与えています。イースター休暇のタイミングも足かせになると予想されます。
■JPモルガン・チェース(JPM)
JPモルガン・チェース(ティッカーシンボル:JPM)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想2.19ドルに対し1.98ドル、売上高が予想266.9億ドルに対し261億ドル、売上高成長率は前年同期比+8.1%でした。
純金利収入は前年同期に比べ12億ドル多い145億ドルでした。非金利収入は前年同期に比べ1億ドル少ない123億ドルでした。
純金利イールドは12bp改善の2.54%でした。
貸倒引当金は13.48億ドルでした。これは前年同期より1.17億ドル、前期比3.68億ドル増加しました。クレカの焦げ付きに対する引当金を1.5億ドル取りました。ちなみに前年同期は2億ドルでした。引当金を取った理由は主にクレカ融資残高の増加によります。
去年の数字にはホームローンの引当解除1.5億ドル、ならびにオートローンの引当解除3500万ドルが含まれています。
平均コア・ローンは+5%、平均預金は+3%でした。
オーバーヘッド・レシオは60%でした。去年の第4四半期は61%でした。
【消費者&コミュニティー・バンキング部門】
消費者&コミュニティー・バンキング部門売上高は前年同期比+13%の137億ドルでした。クレジットカード売上高は+14%でした。
【コーポレート投資銀行部門】
コーポレート投資銀行部門売上高は前年比-4%の72.4億ドルでした。うち投資銀行部門売上高は前年比+6%の32.8億ドルでした。
市場インベスターサービス部門売上高は-11%の39.6億ドルでした。内訳は債券部売上高が-16%の19億ドル、株式部売上高が+15%の13億ドルでした。
【今後のガイダンス】
2019年第1四半期の純金利収入は前期とほぼ横ばいを予想しています。費用は前年同期比+5%前後を計画しています。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)は13%でした。去年の第3四半期は7%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は14%でした。去年の第3四半期は8%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は12.0%でした。去年の第3四半期は12.2%でした。
一株当たり有形簿価は56.33ドルでした。去年の同期は53.56ドルでした。
■ユナイテッドヘルス(UNH)
ユナイテッドヘルス(ティッカーシンボル:UNH)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想3.22ドルに対し3.28ドル、売上高が予想580.1億ドルに対し584.2億ドル、売上高成長率は前年同期比+12.2%でした。
2018年通年の営業コスト比率は15.1%でした。これは2017年の14.7%から40ベーシスポイント増加しました。
医療コストのコントロールは上手く行っており、2019年の見通しも安定しています。加入者の普段からの健康維持に注力することで、医療コストの低減を図るという経営戦略は上手くいっています。
今後ヘルスケア制度は、よりマルチ・プレイヤー、バリュー・ベースへと傾倒してゆくと考えられるため、ケア・プロバイダーのインセンティブをそのような世の中の流れに合せてゆく考えです。
メディケア・アドバンテージへの新規加入者は好調であり、2019年度は通算して40~45万人の増加を達成できる見込みです。
2019年通年の一株利益(EPS)は予想14.64ドルに対し、これまでのガイダンス14.4~14.7ドルが堅持されました。
■ウエルズファーゴ(WFC)
ウエルズファーゴ(ティッカーシンボル:WFC)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.18ドルに対し1.21ドル、売上高が予想218億ドルに対し209.8億ドル、売上高成長率は前年同期比-4.9%でした。
純金利収入は126億ドルでした。これは2018年第3四半期より7200万ドル、2017年第4四半期より3.31億ドル増えました。
非金利収入は83億ドルでした。これは2017年第4四半期より14億ドル下がりました。住宅ローンのオリジネーション・フィーの減少が響きました。
純金利マージンは2.94%でした。去年同期は2.84%でした。
非金利費用は133億ドルでした。これは去年同期より35億ドル下がりました。
エフィシェンシー・レシオは63.6%でした。第3四半期は62.7%でした。去年同期は76.2%でした。
引当費用は5.21億ドルでした。これは2017年第4四半期より1.3億ドル(-20%)下がりました。
損金計上比率は0.30%でした。これは2017年第4四半期の0.31%から減少しました。
引当金解除額は2億ドルでした。2017年第4四半期は1億ドルでした。
支払い遅延ローン残高は65億ドルでした。2017年第4四半期から12億ドル(-15%)下がりました。
平均融資残高は9463億ドルでした。2017年第4四半期の9518億ドルより55 億ドル減少しました。
平均預金残高は1.27兆ドルでした。これは2017年第4四半期の1.31兆ドルより426億ドル(-3%)下がりました。
オリジネーションは380億ドルでした。これは第3四半期の460億ドルより少なかったです。
商業ならびに工業貸付けは前年同期比+5%でした。消費者チェッキング口座数は+1.2%でした。デビット・カードのPOS取引額は+8%でした。
消費者オート・オリジネーションは前年比+9%の47億ドルでした。
ホーム・エクイティー・オリジネーションは前年比+14%の6.73億ドルでした。
スモールビジネス向けオリジネーションは+19%の5.95億ドルでした。
総資産利益率(ROA)は1.28%でした。去年同期は1.26%でした。
株主資本利益率(ROE)は12.89%でした。去年同期は12.47%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は15.39%でした。去年同期は14.85%でした。
一株当たり簿価は38.06ドルでした。去年同期は37.44ドルでした。
■バンク・オブ・アメリカ(BAC)
バンク・オブ・アメリカ(ティッカーシンボル:BAC)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想63セントに対し70セント、売上高が予想223.7億ドルに対し228.9億ドル、売上高成長率は前年同期比+10.7%でした。
純金利収入(FTEベース)は125億ドルでした。前年同期は117億ドルでした。第3四半期は120億ドルでした。
純金利イールド(FTEベース)は2.48%でした。前年同期は2.39%でした。第3四半期は2.42%でした。
グローバル・マーケッツ部門を除いた純金利イールドは3.03%でした。前年同期は2.89%でした。第3四半期は2.96%でした。
貸倒引当金は9.05億ドルでした。前年同期は10.01億ドルでした。第3四半期は7.16億ドルでした。
損金計上は9.24億ドルでした。去年同期は12.37億ドルでした。第3四半期は9.32億ドルでした。
ネット・チャージオフ・レシオは0.39%でした。去年同期は0.53%でした。第3四半期は0.40%でした。
消費者部門損金計上は8.04億ドルでした。去年同期は7.69億ドルでした。第3四半期は7.76億ドルでした。
消費者部門ネット・チャージオフ・レシオは0.71%でした。去年同期は0.68%でした。第3四半期は0.69%でした。
平均融資残高は9,469億ドルでした。前年同期は9,367億ドルでした。第3四半期は9,298億ドルでした。
企業向け平均融資残高は8,988億ドルでした。前年同期は8,673億ドルでした。第3四半期は8,748億ドルでした。
預金残高は1.381兆ドルでした。前年同期は1.310兆ドルでした。第3四半期は1.346兆ドルでした。
エフィシェンシー・レシオは58%でした。去年の第4四半期は65%でした。
グローバル・マーケッツ部門売上高は32.13億ドルでした。第3四半期は29.72億ドルでした。
うち債券部売上高は前年比-15%の14億ドルでした。第3四半期は20.6億ドルでした。前年同期は17.07億ドルでした。
株式部売上高は前年比+11%の10.58億ドルでした。第3四半期は10.11億ドルでした。前年同期は9.50億ドルでした。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)は11.6%でした。去年同期は3.3%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は16.3%でした。去年同期は4.6%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は11.6%でした。
総資産利益率(ROA)は1.24%でした。去年同期は0.41%でした。
一株当たり有形簿価は17.91ドルでした。去年同期は16.96ドルでした。
■ブラックロック(BLK)
ブラックロック(ティッカーシンボル:BLK)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想6.33ドルに対し6.08ドル、売上高が予想34.7億ドルに対し34.3億ドル、売上高成長率は前年同期比-8.8%でした。
運用資産は-5%の5.975兆ドルでした。
第4四半期のトータル・ロングターム・ネットフローは+440億ドルでした。過去12ヵ月の成長率は+2%でした。
iShares ETFのネットフローは+810億ドルでした。過去12ヵ月の成長率は+10%でした。
リテールのネットフローは-30億ドルでした。過去12ヵ月の成長率は+3%でした。
インスティチューショナルのネットフローは-270億ドルでした。過去12ヵ月の成長率は-2%でした。
営業利益は13.1億ドルでした。これは去年同期の14.88億ドルより下がりました。営業利益マージンは43.5%でした。前年同期は44.7%でした。
純利益は9.75億ドルでした。これは去年同期の10.13億ドルより下がりました。
高利回りの新興国ファンドから資金の流出が顕著でした。
四半期配当はこれまでの3.13ドルから3.30ドルに引き上げられます。
■ゴールドマン・サックス(GS)
ゴールドマン・サックス(ティッカーシンボル:GS)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想4.78ドルに対し6.04ドル、売上高が予想74.8億ドルに対し80.8億ドル、売上高成長率は前年同期比-0.5%でした。
投資銀行部門売上高は前年同期比-5%の20.4億ドルでした。
うちM&Aフィーは+56%の12億ドルでした。
株式引受けフィーは-32%の3.15億ドルでした。
債券引受けフィーは-42%の5.28億ドルでした。
インスティチューショナル・クライアント・サービス部門売上高は-22%の24.26億ドルでした。
うち債券部は-18%の8.22億ドルでした。クレジット商品の取引がスプレッド拡大により不活発でした。金利商品も不調でした。コモディティ、FXなどは不変でした。
株式部は+80%の4億ドルでした。現物株が好調でした。デリバティブは不変でした。
コミッション・フィーは+9%の8億ドルでした。証券サービスは-2%の4億ドルでした。
営業費用は51.5億ドル、前年比+9%でした。訴訟に対する引当金(5.16億ドル)が増えました。
地域別では、米州売上高は51.8億ドル(全体の64%)でした。去年同期は49.2億ドルでした。第3四半期は51.5億ドルでした。
欧州中東アフリカは17.66億ドル(全体の22%)でした。去年同期は19.45億ドルでした。第3四半期は22.54億ドルでした。
アジアは11.36億ドル(全体の14%)でした。去年同期は12.58億ドルでした。第3四半期は12.15億ドルでした。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)は12.1%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は12.8%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は13.3%でした。
一株当たり有形簿価は196.64ドルでした。
■CSX(CSX)
CSX(ティッカーシンボル:CSX)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想99セントに対し1.01ドル、売上高が予想31.2億ドルに対し31.4億ドル、売上高成長率は前年同期比+9.8%でした。
ボリューム成長は+3%、価格成長は+7%でした。
化学製品は幅広く成長しました。その反面、砂の運搬は減りました。
新車の輸送は北米のトラックならびにSUVが好調でした。
農業・食品は穀物の運搬需要が旺盛でした。
建設骨材も好調でした。
林業製品はネット通販の好調で段ボール向け素材の出荷が高水準でした。
鉄鋼の出荷も好調でした。
肥料は顧客企業の拠点閉鎖、輸出減で減少しました。
石炭は国内の製鉄会社向け需要が好調で増えました。その反面、発電所向け石炭は低調でした。
複合輸送は国内も海外も増加しました。
営業費用は+9%の18.9億ドルでした。
オペレーティング・レシオは60.3%でした。前年同期は60.7%でした。
CSXは50億ドルの自社株買戻しプログラムを発表しました。これは現行の50億ドルの自社株買戻しプランが終了した後に行われる予定です。
2019年度に関しては、売上高成長率は一桁台の下の方を見込んでいます。オペレーティング・レシオは2020年末のターゲットである60%より改善すると見込んでいます。
フリー・キャッシュフローは85億ドルを見込んでいます。
■モルガン・スタンレー(MS)
モルガン・スタンレー(ティッカーシンボル:MS)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想89セントに対し80セント、売上高が予想93.2億ドルに対し85.5億ドル、売上高成長率は前年同期比-10%でした。
【部門別売上高】
インスティチューショナル・セキュリティーズ部門売上高は38.39億ドルでした。前年同期は45.23億ドルでした。第3四半期は49.3億ドルでした。
ウエルス・マネージメント部門売上高は41.44億ドルでした。前年同期は44.07億ドルでした。第3四半期は43.99億ドルでした。税引き前マージンは24.4%でした。ちなみに第3四半期は27.1%でした。
運用部門売上高は6.84億ドルでした。前年同期比は6.37億ドルでした。第3四半期は6.53億ドルでした。運用資産は4,630億ドルでした。
【アクティビティー別売上高】
投資銀行フィー売上高は14 億ドルでした。前年同期比±0%でした。第3四半期は15.67億ドルでした。
うちM&Aフィーは7.34億ドルでした。前年同期は5.22億ドルでした。第3四半期は5.1億ドルでした。
株式引受けフィーは3.23億ドルでした。前年同期は4.16億ドルでした。第3四半期は4.41億ドルでした。
債券引受けフィーは3.6億ドルでした。前年同期は4.99億ドルでした。第3四半期は5.08億ドルでした。
トレーディング売上高は25億ドルでした。前年同期は27億ドルでした。第3四半期は27.5億ドルでした。
株式トレーディングは19億ドルでした。前年同期比±0%でした。第3四半期は20.2億ドルでした。
債券トレーディングは5.64億ドルでした。前年同期は8.08億ドルでした。第3四半期は11.8億ドルでした。クレジット・スプレッドの拡大がトレーディングを困難にしました。
コンペンセーション対売上高比率は44%でした。去年同期は45%でした。
エフィシェンシー・レシオは78%でした。去年同期は74%でした。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)は7.7%でした。前年同期は2.7%でした。第3四半期は11.5%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は8.8%でした。前年同期は3.1%でした。第3四半期は13.2%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は16.8%でした。第3四半期は16.7%でした。
一株当たり有形簿価は36.99ドルでした。前年同期は33.46ドルでした。第3四半期は35.50ドルでした。
■ネットフリックス(NFLX)
ネットフリックス(ティッカーシンボル:NFLX)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想24セントに対し30セント、売上高が予想42.1億ドルに対し41.9億ドル、売上高成長率は前年同期比+27.4%でした。
ストリーミング・ペイド・サブスクライバー数は、ガイダンス760万人に対し880万人追加でした。ペイド・サブスクライバー数は+26%の1.393億人でした。
第1四半期の一株利益(EPS)は予想86セントに対し新ガイダンス56セントが提示されました。売上高は予想46.1億ドルに対し新ガイダンス44.94億ドルが提示されました。
第1四半期のペイド・サブスクライバー数は+890万人の増加を見込んでいます。うち米国は160万人、海外は730万人を見込んでいます。アナリスト予想は800万人です。
2019年度の営業マージン・ガイダンスは不変の13%、フリー・キャッシュフローは2018年度とほぼ同じを見込んでいます。
■アメリカン・エキスプレス(AXP)
アメリカン・エキスプレス(ティッカーシンボル:AXP)の第4四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.80ドルに対し1.84ドル、売上高が予想105.4億ドルに対し104.7億ドル、売上高成長率は前年同期比+7.9%でした。
貸倒引当金は前年同期比+14%の9.54億ドルでした。引当金を増やした理由はカード残高の増加と損金計上の増加によります。
費用は+9%の77億ドルでした。リワードの増加とその他顧客獲得プログラムの費用が嵩んだのが原因です。
2019年の一株利益(EPS)は予想8.12ドルに対し、新ガイダンス7.83~8.35ドルを見込んでいます。売上高は予想434.6億ドルに対し、新ガイダンス435~449億ドルを見込んでいます。
■アトラシアン(TEAM)
アトラシアン(ティッカーシンボル:TEAM)の第2四半期(12月期)決算は一株利益(EPS)が予想21セントに対し25セント、売上高が予想2.88億ドルに対し2.99億ドル、売上高成長率は前年同期比+40.6%でした。
営業キャッシュフローは1.3億ドルでした。設備投資額は780万ドルでした。フリー・キャッシュフローは前年同期比+81%の1.226億ドルでした。フリー・キャッシュフロー・マージンは41%でした。
課金顧客数は13.9万件でした。期中6,551件の顧客を追加しました。なおこの数字にはオプスジーニーの1,396顧客が含まれています。
第3四半期一株利益(EPS)は予想18セントに対し新ガイダンス18セントが、売上高は予想3億ドルに対し新ガイダンス3.03~3.05億ドルが提示されました。
2019年度の一株利益(EPS)は予想78セントに対し新ガイダンス81~82セントが、売上高は予想11.8億ドルに対し新ガイダンス11.95~11.99億ドルが提示されました。