先月下旬からスタートした3月期決算企業の本決算発表が今週から本格化しています。こうしたなか先月28日が決算発表前半のピークで、28日はTOPIX500採用銘柄でみると70社近い企業が1日で決算を発表しました。そこで今回は早速、TOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に28日の決算を集計してみました。
28日の株式市場は日銀が金融政策決定会合で追加緩和を見送ったことから日経平均は600円を超える下げとなり、2日も一段の円高を受けて大幅続落となりました。しかし、こうしたマーケットのなかでも決算を好感して買われた銘柄があります。例えば大幅増益でコンセンサス予想を上回る強気の業績見通しを発表したスタートトゥデイ(3092)や日新製鋼(5413)、NTTドコモ(9437)が大きく買われています。また、減益予想でコンセンサス予想も下回ったものの、医療分野の成長期待から日東電工(6988)も大幅高となっています。
<もう一つのヒント>
週明けの決算発表スケジュールは
大型連休の谷間で決算発表を行う企業が今週は一旦大きく減りましたが、来週は再び多くの企業が決算発表を行う予定です。週明けは三菱重工業(7011)や住友商事(8053)などが決算発表を予定しています。