PORTFOLIO OVERVIEW( 29 Jan 2018)

先週から4.5%ショートにシフトしたが基本的にはドルに対してフラットなポジションを継続。先週はドルはすべての通貨に対して激しく売られた。最大の損失は低金利通貨であるスイスフランと円に対してであったことからもわかる通り、キャリーは通貨変動の主たるドライバーになっていない。グローバル経済の状況が非常に良好であるため、最低の金利の国々でさえどこかの時点で利上げを行うと市場は考え始めた可能性が高い。

円が最大のロングであることは変わらない。日本の成長性は過去10年でみても非常に高く、円は最近の値上がりでもまだバリュエーション的に割安である。昨年、ドル円は108-115円という、きわめてタイトなレンジでの推移だったが、今後はそのレンジの下限をブレークしても不思議ではないと思われる。

強い経済を背景に円に次ぐ位置を占めるのがユーロである。しかし、われわれのバリュエーション・モデルではユーロは他の通貨バスケットに対して若干ながら割高であり、その分ウェイトが削られている。北欧通貨もロングだがユーロとの相関を考慮してポジションは大きくない。

ショート側で豪ドルのショートには問題があった。というのは、オーストラリアは中国経済の成長の恩恵を受けるが、われわれは中国をポジティブに見ているからである。しかし、日米のような他の諸国のほうが、オーストラリアと中国の相関よりも急速に成長するというデータを見出したため、当面の間、豪ドルのショートは継続でよいと判断した。

FX-1 STRATEGY Current Portfolio as of 29 Jan 2018

「+」の符号はその通貨のロング(買い持ち)を、「-」の符号はショート(売り持ち)を示す

現在のポートフォリオ
(Jan 29)
豪ドル
AUD
ユーロ
EUR
英ポンド
GBP
NZドル
NZD
カナダドル
CAD
スイスフラン
CH
日本円
JPY
ノルウェークローネ
NOK
スウェーデンクローナ
SEK
成長要因 -16.1 +19.8 -8.4 -18.1 -4.2 +11.6 +14.8 +3.4 +3.5
キャリー 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
バリュエーション -8.4 -2.6 +14.6 -10.6 -6.2 -18.5 +6.2 +18.5 +14.4
グローバル・リスク 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
ポジション調整 +5.6 +0.2 +2.0 +20.2 -1.5 -2.7 +0.8 -20.2 -16.2
最終ウェイト -18.8 +17.4 +8.2 -8.6 -11.9 -9.7 +21.8 +1.8 +1.8

ネットUSD(米ドル)ウエイト:-1.9

前回のポートフォリオ
(Jan 22)
豪ドル
AUD
ユーロ
EUR
英ポンド
GBP
NZドル
NZD
カナダドル
CAD
スイスフラン
CH
日本円
JPY
ノルウェークローネ
NOK
スウェーデンクローナ
SEK
成長要因 -15.3 +18.9 -8.1 -17.3 -6.0 +10.4 +14.1 +5.6 +4.2
キャリー 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
バリュエーション -8.3 -2.5 +14.4 -10.6 -6.2 -18.7 +6.2 +18.7 +14.5
グローバル・リスク 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
ポジション調整 +5.0 +1.1 +2.4 +20.8 -2.0 -3.2 +1.9 -24.1 -18.6
最終ウェイト -18.7 +17.5 +8.7 -7.0 -14.2 -11.4 +22.2 +0.2 +0.2

ネットUSD(米ドル)ウエイト:+2.7

表の見方について広木が動画(約12分)で解説しています。

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DeepMacro FX-1 Strategy 通貨モデルの説明