昨年12月1日に20,000円の大台を回復した日経平均ですが、中国や米国の景気減速懸念や原油価格の下落、円高の進展などを受けてその後大きく水準を切り下げています。2月12日に15,000円を割り込む場面もあった日経平均は、原油価格の落ち着きなどを受けてやや持ち直し17,000円台を回復したものの、昨年12月高値から2月安値までの下落分の半値戻しにまだ届いていない状況です。

しかし、このように厳しいマーケット環境のなかでも決算後に強気(強気とやや強気)の評価が増えた銘柄もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に第3四半期の決算発表前に比べて強気の評価が2人以上増えたものをピックアップしてみました。例えば信越化学工業(4063)では決算後に強気が3人増えたことで強気の割合が5割まで上昇したほか、決算前には強気の評価がなかったレンゴー(3941)ヤマハ(7951)でも強気の評価がみられるようになっています。

厳しい環境のなかで強気派が増えた銘柄は