3月期決算企業の第3四半期決算発表もほぼ一巡となりましたが、日本経済新聞の集計では、上場企業の2016年3月期は増益率が昨年11月時点より縮小するものの、前期に続き最高益を更新する見通しとなっています。こうしたなか最高益更新が見込まれる企業も少なからずみられますが、そうした銘柄のなかにはこの第3四半期決算で一転して最高益更新予想となった銘柄もみられます。
そこで今回は通期予想を上方修正したことで最高益更新予想となった銘柄をピックアップしてみました。そのなかには20年以上ぶりに最高益更新が視野に入った銘柄もみられ、大気社(1979)とオカモト(5122)は1992年3月期以来24年ぶりに、そしてイチケン(1847)では1995年3月期以来21年ぶりに最高益更新が見込まれています。さらにニチバン(4218)でも19年ぶりの最高益更新見通しとなっています。