1.概況
本日の日経平均は183円安の2万3940円と反落しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数も下落しましたが新興市場のマザーズ指数は1.1%高と続伸しています。昨日の米国市場は主要指数が高安まちまちで支援材料になりにくく、ドル円が110円台前半まで円高に振れたことを受け日経平均は97円安の2万4026円と反落して寄り付きました。日経平均はしばらくは寄り付き近辺の水準で推移しましたが10時半頃から徐々に下げ幅を広げると前場を135円安で終えました。ドル円が4ヶ月ぶりに109円台をつけたことも嫌気され日経平均は後場に入ると一段安となり一時は下げ幅が200円を上回る時間帯もありました。その後引けにかけてやや下げ幅を縮めた日経平均ですが、結局183円安となり昨日回復した2万4000円の節目を下回って取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆9404億円となりました。東証33業種は不動産業や電気・ガス業など13業種が上昇しましたが、電気機器や銀行業など20業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄はほとんどが下落しました。売買代金トップの任天堂(7974)が1.9%安となったほか、ソニー(6758)、三菱UFJ(8306)、安川電機(6506)、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)、トヨタ自動車(7203)などがいずれも下落しました。中でもソニーは外資系証券が投資判断を引き下げたことを受け5%超の大幅安となったほか、昨日決算発表を行った安川電機も4.5%安と大きく下落しました。安川電機は10-12月の3ヶ月は前年同期比14%の増収、76%の営業増益と好決算だったものの通期の業績予想が修正されなかったことなどが失望売りを誘ったようです。その他材料が出たところでは、美容室向けヘア化粧品を手掛けるミルボン(4919)は大手証券が新規に「アウトパフォーム」の判断でカバレッジを開始したことが材料となり5.3%の大幅高となりました。また、前引け後に代表取締役の交代を含んだ体制変更の発表を行ったヤフー(4689)は0.4%高となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
円高進行が嫌気され、日経平均は反落しました。ドル円が心理的な節目となりやすい110円を割り込んだとあって、明日以降もドル円の動向が主要な関心材料となりそうです。本日の大引け後には日本電産(6594)が第3四半期決算と自社株買いの発表を行いました。昨日決算を発表した安川電機が本日大きく下げたこともあり、明日の日本電産の値動きが注目されます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)