NYダウ: 26210.81 ▼3.79 (1/23)
NASDAQ: 7460.29 △52.26 (1/23)
【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>
1.概況
米国市場は主要指数が高安まちまちでした。ダウ平均は1日を通して前日終値近辺での推移が続き、方向感の出ない1日となりました。ダウ平均は結局3ドル安の26,210ドルとほぼ横ばいで取引を終えました。一方でS&P500が6ポイント高の2,839ポイント、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は52ポイント高の7,460ポイントと上昇してそれぞれ史上最高値を更新しました。
2.経済指標等
1月のリッチモンド連銀製造業指数は14と、前月の20から低下し市場予想(19)も下回りました。
3.業種別動向
S&P業種別指数は不動産や公益事業、一般消費材・サービスなど6業種が上昇しました。一方で電気通信サービスやヘルスケアなどの5業種が下げています。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄では、長期金利がやや低下したことを受けゴールドマン・サックス(GS)や JPモルガン・チェース(JPM)が小幅に下落しました。一方でゼネラル・エレクトリック(GE)やIBM(IBM)などが上昇しました。ダウ平均構成銘柄以外では、前日に市場予想を上回る好決算を発表した動画配信のネットフリックス(NFLX)は10%の大幅高となりました。一方で経営幹部が辞任を発表したツイッター(TWTR)は2%以上下落しました。
5.為替・金利等
米長期金利は0.04%低い2.61%となりました。ドル円は110円台前半で推移しています。
【VIEW POINT: 今日の視点】
本日の日本市場は円高が進んだことを受け下落してのスタートが予想されます。注目はドル円動向で、心理的節目となりやすい110円を割り込んで円高が進めば市場心理が一時的に悪化する可能性もあり注意が必要と言えそうです。
(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)