1.概況
本日の日本市場は円高を受けて後場に下げ幅を広げ反落となりました。昨日の米国市場が小幅な上昇に止まったこともあって84銭高とほぼ横ばいで寄り付いた日経平均はしばらくして17円安まで下落しましたが、底堅さを確認しプラスになると11時前ごろからやや上げ幅を広げ前引け間際には43円高の22,954円まで買われ年初来高値を上回る場面もありました。しかし、後場に入って上げ幅を縮めた日経平均はドル円が円高となったことでマイナスに転じると下げ幅を三桁に広げ取引終盤には174円安まで売られました。引けにかけたやや持ち直した日経平均ですが、結局127円安の22,783円で取引を終えています。こうしたなか新興市場も軟調で東証マザーズ指数が反落したほか、日経ジャスダック平均も3日ぶりの反落となっています。東証1部の売買代金は本日も1兆7305億円と2兆円を下回りました。

2.個別銘柄等
旧村上ファンド系の投資ファンドが株を買い増したことが関東財務局に提出した変更報告書で明らかとなった日本郵船(9101)が一時2.5%高となりました。引けは0.5%高に止まっています。住友金属鉱山(5713)も銅価格の上昇を好感して2.7%高となり年初来高値を更新しました。引けは0.7%高となったものの、12月の既存店売上高が前年同月比8.5%増と高い伸びとなったクスリのアオキホールディングス(3549)も一時3.0%高となる場面がありました。第1四半期(9-11月期)の決算を発表したスポーツ用品店大手のヒマラヤ(7514)は営業損益が前年同期の赤字から黒字に転換したことで8.5%高と急伸しています。一方で子会社が運営するチケット売買サイト「チケットキャンプ」の終了で特別損失を計上することを発表したミクシィ(2121)が4.5%安となりました。国内大手証券の目標株価の引き下げを受けて日本水産(1332)も3.4%安となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
本日の日経平均は25日に付けた終値ベースの年初来高値(22,939円)を上回る場面もありましたが、買いが続かず後場に下げ幅を三桁に広げると5日移動平均線(22,885円)も再び割り込みました。そのため年初来高値までは155円余りの上昇が必要で明日の高値更新はやや難しくなった感もありますが、それでも決して無理な数字ではありません。明日は力強い上昇をみせて年末高値引けで気持ちよく今年の取引を終えたいものです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)