1.概況
本日の日経平均は108円安の2万2758円と続落しました。TOPIXやJPX日経400も下落しましたが、東証2部指数と新興市場のマザーズ指数は上昇しました。昨日の米国市場でダウ平均が史上最高値を更新した一方でナスダック総合指数は下落と主要指数が高安まちまちだったことを受け、日経平均は13円高の2万2879円と小動きで寄り付きました。本日の日経平均は寄り付きがほぼ1日の高値となるとすぐにマイナスに転じ、その後はほとんどマイナス圏での推移となりました。じりじりと下げ幅を広げて前場を59円安で終えた日経平均は後場寄りから一段安になるとまもなく168円安と1日の安値をつけました。その後日経平均はやや値を戻しましたが、結局108円安と続落して取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆8772億円となりました。東証33業種は11業種が上昇、22業種が下落しました。銀行業が1.6%近く上昇して上昇率トップとなるなど昨日に続いて銀行株が買われました。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は概ね上昇しました。売買代金トップの三菱UFJ(8306)が2%超上昇したほか、任天堂(7974)、三井住友(8316)、みずほ(8411)、トヨタ自動車(7203)がそれぞれ上昇しました。本日上場した佐川急便の持株会社であるSGホールディングス(9143)は公募価格の1,620円に対し初値が1,900円、終値でも1,906円と大きく上昇しました。一方で半導体関連株売りの流れが続き売買代金6位のSUMCO(3436)が5%超下げたほか、東京エレクトロン(8035)も3%近く下げています。材料が出たところでは、任天堂が新たな提携先として話し合いを進めていると一部で報じられたガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)は8%超の大幅高となりました。一方で現在の提携先であるディー・エヌ・エー(2432)は4%安と売られました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は寄り付きがほぼ1日の高値となり続落しました。2万3000円の節目を超えていくには材料不足といったところのようです。今夜の米国市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。今回の会合で利上げが実施されるのはほぼ既定路線となっており、利上げが実施されたとしても驚きはありません。FOMCメンバーの今後の経済や金利の見通しが示される「プロジェクション」で来年以降の利上げペースについてどのような見解が示されるか注目されます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)