NYダウ: 24329.16  △117.68 (12/8)
NASDAQ: 6840.08  △27.24 (12/8)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
先週末の米国市場は米雇用統計での堅調な雇用者数の伸びを好感して続伸し、ダウ平均とS&P500株価指数が史上最高値を更新しました。51ドル高と上昇して始まったダウ平均は14ドル高余りまで弱含む場面もありましたが、持ち直すと上げ幅を三桁に広げ昼過ぎには110ドル高近くまで買われました。その後上げ幅をやや縮めながらも堅調に推移したダウ平均は引けにかけて一段高となり結局117ドル高の24,329ドルとほぼ高値引けとなり、4日に付けた史上最高値を更新して取引を終えています。また、S&P500株価指数も14ポイント高の2,651ポイントと続伸し、先月30日に付けた史上最高値を更新しています。さらにハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も27ポイント高の6,840ポイントと3日続伸となっています。

2.経済指標等
11月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は22万8千人増となり市場予想を上回りました。失業率は前月比横ばいの4.1%で市場予想と一致しています。平均時給は前年同月比2.5%増に止まり市場予想に届きませんでした。10月の米卸売在庫は前月比0.5%減となり市場予想も下回りました。10月の米卸売売上高は前月比0.7%増となったものの市場予想を下回っています。12月の米ミシガン大学消費者態度指数速報値も96.8と前月から低下し市場予想を下回りました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち素材を除く10業種が上げ、そのなかでも電気通信サービスやヘルスケアが1%を超える上昇となり、エネルギーも1%近く上げました。

4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄では、マイクロソフト(MSFT)が2%高となったほか、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)も2%近く上げました。一方でコカコーラ(KO)が1%安となり、スリーエム(MMM)も1%近く下げています。ダウ平均構成銘柄以外では、大規模な人員削減を計画していると伝わったイスラエルの後発薬メーカーのテバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ(TEVA)が7%余り上げました。増配を発表した製薬のブリストル・マイヤーズスクイブ(BMY)も1%近く上げています。さらに自社株買いを発表した航空部品のハネウェル・インターナショナル(HON)と空運のユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL)も小幅に上げました。

5.為替・金利等
先週末の長期金利は0.01%高い2.37%となりました。ドル円は113円台半ば近辺で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
本日の日本市場は先週末の米国株高を受けて堅調なスタートが予想されます。こうしたなか2日連続で300円を超す上昇をみせた日経平均がどこまで上値を伸ばせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)