1.概況
本日の日経平均は217円高の1万9202円と反発し、昨日割り込んだ1万9000円の節目を1日で回復しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数などその他の主要指数も総じて上昇しました。一時110円台前半まで円高が進んだドル円が110円台後半まで円安に戻したことを受け、日経平均は173円高の1万9159円と1万9000円の節目を上回って寄り付きました。日経平均は寄り付き後も上げ幅を広げると1万9200円を付ける場面がありました。その後一時は上げ幅を縮めましたが再び持ち直し、前場を203円高とその時点の高値圏で終えました。後場に入ると高値圏の狭い値幅での推移が続き、日経平均は結局217円高とほぼ1日の高値付近で取引を終えています。東証1部の売買代金は2兆4150億円と昨日から大きく増加しました。東証33業種は石油石炭製品を除く32業種が上昇しました。中でも鉱業やゴム製品などが高い上昇率となりました。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は、売買代金トップの任天堂(7974)や乱高下の続く東芝(6502)を除いて概ね上昇しました。三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、みずほ(8411)のメガバンク3行が揃って1%台の上昇となったほか、ソフトバンクグループ(9984)、トヨタ自動車(7203)、コカ・コーラウエスト(2579)、パナソニック(6752)などがそれぞれ堅調でした。材料が出たところでは、筆頭株主のベインキャピタルが保有株の一部を売却すると発表したすかいらーく(3197)は需給悪化が懸念され4%超の大幅安となりました。また、本日の前引け後に中間期や通期の業績予想を下方修正したカジュアル衣料チェーンのライトオン(7445)は、業績悪化が嫌気されて後場から下げ幅を広げ4.2%安となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
ドル円がやや円安に振れたことを好感し日経平均は反発しました。引き続き為替動向を睨んだ推移が続きそうで、ドル円が110円を割り込まずに踏みとどまれるかが注目されそうです。また、日経平均は25日移動平均が1万9357円、75日移動平均が1万9247円と足元の水準から近いところにあり、それらをすんなりと上回って反発を継続できるかも焦点となりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)