1.概況
本日の日経平均は102円高の1万9494円と反発し年初来高値を更新しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。昨日の米国市場が上昇した一方で、ドル円がやや円高に振れたことを受け日経平均は23円安と小幅に安く寄り付きました。日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えていたこともあり前場の日経平均は様子見地合いとなりました。前日終値を挟んだもみ合いが続き、日経平均は結局前場を5円安で終えました。お昼休みの時間帯に日銀が金融政策の現状維持を決めると、不透明感の払拭が好感されたのか日経平均は後場に入ってまもなくから徐々に上げ幅を拡大しました。一時は上げ幅を120円近くまで広げた日経平均は、そのまま高値圏で大引けをむかえました。東証1部の売買代金は2兆3388億円となりました。東証33業種は陸運業や水産・農林業、不動産業など19業種が上昇しました。一方で鉱業や保険業など14業種が下げています。

2.個別銘柄等
連日大幅安となっていた任天堂(7974)は本日は1%超上昇しました。ソフトバンクグループ(9984)やNTT(9432)も上昇しましたが、メガバンク3行やトヨタ自動車(7203)、野村(8604)などは下落しています。材料が出たところでは、液晶ディスプレー製造装置のブイ・テクノロジー(7717)は複数の海外大手メーカーから総額180億円の受注を行ったと発表したことが好感されて8%超上昇しました。また、株主優待の開始および自社株買いを発表したマンション販売のゴールドクレスト(8871)は2.5%高としっかりでした。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は年初来高値を更新しました。日銀の金融政策決定会合を無難に通過したことで、これから年末にかけてはやや材料不足といったところですが、日経平均は2万円、ダウ平均は2万ドルと日米それぞれの代表的な株価指数が2万の節目に到達するかが年内の注目材料となりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)