先週末のアメリカ雇用統計。びっくりの数字だった。非農業部門の新規雇用者数。予想が16万人だったのに、実際は11万人ほど。おいおい2/3じゃないか。予想を出した皆さんの詰めが甘すぎたんじゃないんですか?と突っ込みたいが。とにかく悪い数字だった。そしてその流れに油を注いだのがフランスとギリシャの選挙結果だ。こちらは日曜日のこと。フランスもギリシャもEU総意の緊縮財政を支持しないという民意が出た。これではEUの取り決めが根底から崩れてしまうということで不安が再燃、という流れだ。
俺なりに解説する。まずアメリカが悪い。それはウォール街の住人が悪い。サブプライムローンを発明してズタボロのものに高格付けをつけたから。そしてバブルは破綻。その後の対処。これもアメリカが悪い。ドル紙幣を大量に刷ったから。これで輸出力を高めようとしたのかどうかわからないが。その上、この金余り政策はウォール街だけを生き返らせ、そして投機バブルも招いた。
その影響でとくに燃料・食品価格が上昇し途上国の市民に苦しみを与えた。その結果多くの暴動が起こり革命にまで至った地域もある。ヨーロッパでも若年層の失業率が50%を超える地域が出現。ロンドン市内での大暴動も記憶に新しい。この流れからもわかるように金余り制作の恩恵は市民には一つも及んでいない。そして革命の代わりに民意が動いた結果が先の選挙であると思う。
投機バブルがはじけてきたということだと思う。なので、まだ株価は安定しないのではないだろうか?QE3なんてものがもし発動されるなら、またしばらくは上がるかもしれないけど。発動まで一ヶ月くらいはあるだろうからね。
俺は有名な「逆指標」なので、俺の逆を張ると儲かると思うよ。多分。
さて「二股王子」で有名な塩谷瞬。さぞやシュンとしているとおもう。トモダチなので弁護しておく。彼は実は「熱血ボランティアマン」という一面も持っている。震災の当日は夕方から自転車で都内を走り回り帰宅困難者を受け入れ施設に誘導していた。自腹でカイロなどを差し入れしつつ。ツイッターで状況も流しつつね。もちろん被災地にも何度も足を踏み入れていた。俺も被災地で会っている。それから震災前から東ティモールに行き、子供たちと交流し状況を日本に世界に発信していた。なので、人生を修正したら応援してあげて下さいませ。
サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホー ムページでも意外な側面を見ることができる。
http://spnk.jimdo.com/
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