サンプラザ中野くんだー!
酷い。想像はしていたが、酷いものである。これは恐慌でしょ。すでに?少なくとも俺的には恐くて心が荒れ荒れである。あれ?荒れの字がちょっと違うな。りっしんべんが付いているのだね。知らなかったよ。だからきっと恐慌の闇のことも知らないのだ。もっと凄いんだろう、と思う今日この頃。日本の皆さん前向きですか?俺は今ヨーロッパにいる。仕事でいる。お気楽な旅番組のロケの旅である、本来は。しかし気が気ではないのである。世界の株価が。そして為替が。
さておき、今日はデンマークの「ロイコペ」に行ったよ。あの有名なロイコペに、である。ロイコペ、わかる?そう。あの磁器の「ロイヤルコペンハーゲン」の略である。俺が考えたのだ。使ってね。デンマークの首都のコペンハーゲンの町中のお店に行ってきた。たぶん世界の本店、だと思う。絵付けを体験してきた。なかなか出来るものではない。この本店には2階にミュージアムがある。ロイコペ・ミュージアムである。決して大げさな所ではない。でも訪れる価値はある。
そのミュージアムの奥の一画に二人の女性が鎮座ましましている。右手には絵筆を持ち左手には磁器を。そしてその筆先が素焼きの磁器の上を滑ると、世界中のマダムが夢に見るあの有名な図柄たちが出現してくるのである。感動の瞬間である。つまりあの図柄は手書きだったのである。全て。筆先は牛の耳の毛なのだそうだ。あの青色はコバルトから作られた絵の具を使う。
書き手は工場内の学校で勉強する。そして試験をパスして仕事を始めるのだそうだ。最終試験はデッサンなのだそうだ。つまりロイコペの描き手の一人一人が優秀な絵描きだということだ。素焼きの皿に鉛筆で薄く数本の線を引く。そして早速筆を持ちコバルトブルーを塗りつける。彼女たちは「目をつむっていても描ける」くらいに熟練しているのである。
図柄が素晴らしい。そして磁器自体の優秀さも他の追随を許さない。もともと中国の製品の真似から始まり今に至ったのだそうだ。そこにはやっぱりたゆまぬ技術開発の日々があったはずだ。かくして今の繁栄がある。
大丈夫。日本は技術立国のはず。マネーゲームが破綻したら、技術がきっと重要視される。それが幸せな地球を回すのだ。絶対そうだーよー。
テレビ出演 10/10金曜日 19時から テレビ朝日系列
「史上最強のメガヒットカラオケ 完璧に歌って1000万円」
サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://web.mac.com/bakufu3/