サンプラザ中野だー!

 新○銀行のブックビルディングに落ちた。その代わりにソフ○バンクを買った。と、先週書いた。そしたら昨日の下げである。まさかこんな事になろうとは。俺は想像もつかなかったよ。

 まあ、想像がつかないのは当たり前である。超能力者ではないのだから。たぶんソフ○バンクの株主全ても同じだろう(内部の人は除く)。つまりこの下げは「不測の事態」だったのである。不測の事態は避けられない。しかし人間というものは深い。「不測じゃない悪い事態」を避けるとは限らないのである。
 たとえば喫煙である。現代の医学の常識を基に言うならば、喫煙は「緩慢な自殺」である。そうと知らずに喫煙を続けている人は稀だ。ということはほとんどの喫煙者は生命体としての本分を無視している事になる。つまり「なるべく長く生きて、できるかぎり強い子孫を繁栄させちゃうぞ」と思っていないのである。いや、思っているのかもしれない。何者かに「生命体としての本分」を放棄させられているのかもしれない。

 最近面白い漫画を読んだ。「エンカウンター」という第一回世界漫画愛読者大賞グランプリ作品である。この賞金はなんと50000000円である。5百万円ではない。5千万円なのである。すごい・・。その中に、自らの意思とは関係なく他者に支配されて動くというストーリーがある。現実の例としてアリを操る菌類の事例が書かれている。トメンテラという菌類がアフリカにいる。アリの体内に入るとアリを操る。アリは高い木の葉に登り、自らをアゴでその場に固定する。しばらく後アリは死ぬ。そしてトメンテラはアリのからだを食い、突き破り、胞子をばら撒いて子孫を繁栄させる。アリは自らの意思とは関係なく、支配された菌の意思のままに「自殺」したということになる。

 たとえば「カンジダ」という菌がいる。ほとんどの人間の体内にいる。主に糖分を餌としている。だから甘いもの・酒が行き過ぎた人はこの菌の害を少なからず受けている。では何故その人は甘味を好んで食するのか?害を受けることがわかっているのなら、いつかは「嫌いなもののリスト」に甘味が入るはずではないか?これは菌が自分のために食べさせているのかもしれない。つまり、喫煙者の体内にも「緩慢な自殺」を推し進める「意思を持った何か」がいるのではないだろうか。そしていつまでも下がった株の塩漬けを続ける人。あなたの体内にも何か住んでいるよ。きっと。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/