年末に近づくと、来年有望な銘柄は何か?と、毎年よく聞かれるし、取材を受けたりします。今年は特に、日経平均が年末近くに年初来高値更新となったため、次の上昇局面に向けて探し甲斐があるのは確か、腕のみせどころです。

個人的に注目したいのは、産業用ロボットなどメカトロ製品を手掛けている安川電機(6506)です。スマホ需要や自動車向けが業績を牽引しているようです。次世代ロボット開発、太陽光パワコン、風力発電、EV(電気自動車)などの次世代コア事業が注目されてくるのではないでしょうか。過去の株価の動きから、上昇がイメージできる将来像がいい感じです。下のグラフは、1998年10月安値を100として、同業のファナック(6954)の株価推移と比べたものです。上昇率とメモリは左右で異なります。

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両者とも2007年の高値がITバブルで付けた高値まで上昇したパターンですが、2008年10月安値を起点にみると、ファナックはそれまでの高値を上回ったのに対し、安川電機は依然として十数年間のレンジ内にとどまっています。今後は同じように高値を越えられるか否かが焦点ですが、レンジ内の動きが続くのであれば、反転調整という動きもありえますが、リーマン・ショックのような事象がない限りは、3度目のトライで高値更新の可能性が残っているパターンだと思います。ファナックはおそらく2009年ぐらいまでのレンジの倍は上に乗っかってきます。安川電機も高値更新のあとは同じように、今のレンジの倍返しまで上値が望めそうな気がします。

最後になりましたが、もう1つの銘柄は、第282回「3402」は「6326」のパターンか?でご案内した東レ(3402)に注目です。

東野幸利

株式会社DZHフィナンシャルリサーチ

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