今日から日銀金融政策決定会合が開催されています。明日は追加緩和が発表されるでしょうか。ただ、ここでやってもギリシャ再選挙後のマーケットの動向によっては、その効果も帳消しになってしまいます。来週はG20首脳会議(メキシコ~19日)や米FOMC、ユーロ圏財務相会合など大きなイベントが目白押し。どうせ来週動くでしょうから、現状維持でも責められることはないでしょうね。もし、私が日銀総裁で決定権が一任されているとすれば、100%現状維持だと思います。

自社株買いを発表した企業の株価が比較的堅調のようです。海外投資家は3月本決算の権利付き最終日となる3/27(日経平均の年初来高値)まで日本株を買い上げました。日本企業の増配や自社株買いなど、資本政策への注目は続きそうです。

次は9月中間期末に向けて準備ではないでしょうか? 株価は5月ほぼ一本調子で下げ、6月もまだ反発力は鈍い状況です。一方、6月14日の日経新聞にも掲載されていましたが、利回りの高いREITは堅調だとか。東証一部の全体の平均配当利回りは2.3%程度、10年債利回りは1%を割り込んでいます。この先3ヶ月後に向けては、9月中間配当がありそうな年配当利回りの高い銘柄を仕込む局面でしょう。以下の表は、東証一部の3月本決算企業を対象に低PER、低PBRなども考慮し絞ってみたものです。

東野幸利

株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ

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